『ゴースト・オブ・ツシマ』のレイド(大禍)がマッチメイクに対応、次回アップデートにて。マイクのオン/オフなど条件を決めてパーティー検索

 

Sucher Punch Productionsは12月17日、『ゴースト・オブ・ツシマ』のアップデート1.18を12月18日に配信すると発表した。同アップデートは、マルチプレイコンテンツ「Legends/冥人奇譚」のレイドモード「大禍」に一種のマッチメイク機能を実装するものだ。アップデート前の「大禍」にはマッチメイク機能がなく、フレンドとパーティーを組んで挑むことが前提となっている。仲間との連携が求められる高難易度コンテンツゆえだ。同コンテンツを遊べる人は限られていたが、アップデート1.18にて参加ハードルが下げられる。

アップデート1.18では「FILL PARTY」という、通常のランダムマッチメイクよりも細かく条件を設定できるパーティー検索機能が実装される。「大禍」だけでなく、「奇譚」の百鬼難易度と「九死」の黄金・百鬼難易度でも活用可能。これらの高難度帯コンテンツ、特にボーナス目標の達成を目指している場合には、仲間との連携や計画的なチーム編成が求められる。現状の「奇譚」「九死」におけるランダムマッチメイクでは、そうした密な連携が取りづらいという難点がある。そこで、各プレイヤーのニーズにあった仲間を探せる検索機能が追加される。


今回の発表によると、新しいパーティー検索機能では、目標・マイクのオン/オフ・パーティー管理権限という項目を設定できるようだ。目標項目では、「ボーナス目標を全部クリアしたい」「鬼の宝を全部回収してクリアしたい」といった、ミッションで達成したいことを検索条件として指定できる。目標が合致したプレイヤー同士で遊べるわけだ。「ボーナス目標をやりたいのに……」といった認識のズレが起きずに済む。マイクのオン/オフも決められるため、コミュニケーション手段の認識も合わせられる。検索機能はソロのプレイヤーでも活用可能。上記の設定項目があるため、ほかのパーティーに混ぜてもらう際にマイクをつけるべきか、どのようにプレイすべきか、ある程度は悩まずに進められる。

開発元によると、「大禍」用のパーティーメンバーを集めるのに手助けが必要という声や、マッチの途中で離脱するメンバーがいて「九死」ミッションのプレイ体験が損なわれるという声が多く寄せられたという。新たなパーティー検索機能によって「大禍」が遊びやすくなるのはもちろんのこと、認識の合致により最適なチームを編成しやすくなる。そうすればミッションに失敗する可能性が低くなり、マッチ途中での離脱者も減ると見込まれている。ただし、検索条件が細かくなる都合上、マッチメイクが成立するまでにかかる時間が長くなる可能性があると補足されている。条件が厳しければ、それだけ待ち時間が長くなるかもしれないとのことだ。


「大禍」のように仲間との連携が求められるレイド系のコンテンツは、ランダムマッチメイクを採用せず、フレンドとのパーティー限定とするケースが多い。だが、やっぱりマッチメイクに対応してほしいという要望が寄せられ、後日、何かしらの対策が取られるパターンも。たとえば『Destiny 2』では、ソロプレイヤーでもレイドコンテンツを遊べるガイド付きゲームを導入。『ディビジョン2』では、難易度を下げたレイドコンテンツをマッチメイク機能付きで遊べるディスカバリー・モードなるものが実装された。『ゴースト・オブ・ツシマ』においては、細かな条件を指定できるパーティー検索機能によって、レイドを遊ぶハードルが下げられようとしている。

『ゴースト・オブ・ツシマ』のアップデート1.18は、現地時間12月18日に配信される予定だ。