『Halo Infinite』を手がける343 Industries、開発を統括するChris Lee氏が辞職。昨年に続き、要職にある人物がスタジオを去る事態に

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マイクロソフト傘下の343 Industriesにて『Halo Infinite』の開発を統括していたChris Lee氏が、同スタジオを辞職していたことが明らかになった。海外メディアBloombergが報じており、Lee氏およびマイクロソフトもこれを認めている。

Chris Lee氏は、2003年からマイクロソフトのゲーム部門で働き、2008年に『Halo』シリーズを手がける343 Industriesへと移籍。リードプロデューサーとして『Halo 3: ODST』以降のシリーズ作を担当し、2016年からはPartner Studio Headとして『Halo Infinite』の開発を統括する立場に就いていた。

同氏は今週水曜日、Bloombergに対してその職を辞していたことを認めたという。具体的な時期や理由については語られなかったが、現在は将来の機会についてうかがっているところだとコメント。またマイクロソフトも、Lee氏が『Halo Infinite』の開発から離れたことを認めている。ただ、マイクロソフトを退社したわけではないとのこと。Lee氏の後任については明らかになっていない。

『Halo Infinite』は、Xboxを代表するFPSシリーズの最新作。当初は、11月10日に発売されるXbox Series X|Sに向けて、ファーストパーティのローンチタイトルとして計画されていたが、新型コロナウイルスの影響を含む開発上の課題を理由に、今年8月に発売延期が決定。現在は2021年内のリリース予定となっている。

同作をめぐっては、今年7月に上のゲームプレイ映像が初公開され、『Halo』シリーズらしいゲームプレイといくつかの新要素が披露されたが、次世代機向けとしてファンが期待していたクオリティには及ばず、不満の声が寄せられる結果に。これを受けて343 Industriesは改善を約束している。またその後、本作のマルチプレイモードについては、基本プレイ無料モデルとしても配信すると発表されていた(関連記事)。

343 Industriesでは今回のChris Lee氏以外にも、クリエイティブディレクターのTim Longo氏や、エグゼクティブディレクターのMary Olson氏という要職にあった人物が、2019年にも辞職している。ただこれらの辞職が、本作の開発状況に関連したものなのか否かは不明。Lee氏はBloombergに対し、開発チームは素晴らしい作品を届けてくれると確信しており、スタジオを去るには良いタイミングだったと述べている。

『Halo Infinite』は、Xbox Series X|S/ Xbox One/PC向けに2021年発売予定。また343 Industriesとしては、PC版『Halo: The Master Chief Collection』の開発も並行しておこなっており、現在『Halo 3: ODST』までリリース済み。次なる『Halo 4』については、先週からベータテストが実施されている。

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