PS4『マーベルアイアンマン VR』7月3日に発売へ。2度の発売延期を乗り越え、圧倒的な飛行体験を届ける

 

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは5月13日、PlayStation 4『マーベルアイアンマン VR』の発売日が7月3日になることを発表した。価格はパッケージ版が4900円(税別)、ダウンロード版が5390円(税込)。またPS4テーマやデジタルサウンドトラック、ゲーム内で装備できる限定アーマーなどが含まれた「デジタルデラックス版」も販売が予定されており、こちらの価格は6490円(税込)となっている。プレイにあたっては別売のPS VR用ヘッドセットおよびPS Move モーションコントローラー2本が必要だ。

本作はこれまで新型コロナウイルスの影響から2度の発売延期をアナウンスしてきた(関連記事)。当初のリリース予定から約4か月遅れ、ようやくファンのもとに作品が届けられそうだ。

『マーベルアイアンマン VR』はマーベル作品の人気ヒーロー・アイアンマンを主役としたアクションアドベンチャーだ。億万長者の起業家、トニー・スタークはもともと兵器製造に従事していたが、現在はアイアンマンとして悪と戦うため日夜テクノロジー研究に打ち込んでいる。しかし彼が活躍するさなか、スタークらが開発した武器を悪用する謎の存在「ゴースト」がスターク・インダストリーズを襲撃する。兵器製造で財を成したスタークを糾弾するゴーストに対し、アイアンマンは世界規模で戦いを繰り広げることになる。

「アイアンマンになりきる」ことをゲームとして再現するべく開発陣が選んだのが、PS VRを活用することだった。ヘッドセットを装着すればプレイヤーの視界はそのままアイアンマンのHUDインターフェースに包まれる。そして両手に握ったPS Move モーションコントローラーを操作することで、手のひらから噴出される「リパルサー・ジェット」によるおなじみの高速飛行が可能となるのだ。この、空を飛ぶアクティビティについては特に力を入れて設計されているという。ボタンやスティックを介さない操作は従来のコックピット式フライト・シミュレーターとは異なる、より直感的な体験が実現されている。

開発にあたっては、超スピードで移動しながらコーナリングや急停止・ホバリングも容易にできる快適性に力が注がれた。また空を飛べることの「自由」を味わってもらうため、サンドボックスとしてデザインされた本作の世界は序盤からどこへでも飛んでいくことが可能だ。ブーストを使用することで速度は時速320キロにまでおよび、縦横無尽に宙を舞うことができる。

敵陣営にはおなじみのキャラクターが多数登場する。またスタークのガレージではアイアンマンのスーツとスキルをカスタマイズすることができ、組み合わせ次第で多彩な戦い方が可能になりそうだ。また本作は、声優で今年4月に亡くなった藤原啓治氏がトニー・スタークの声を演じていることでも注目を浴びている。2008年の映画「アイアンマン」から10年以上愛され続けてきた同氏の演技を聞ける、貴重な作品としてもファンに喜ばれるゲームとなるだろう。

2度の発売延期という困難を乗り越え、このたび改めて発売日がアナウンスされた『マーベルアイアンマン VR』。予定どおりいけば7月3日には待望のリリースを迎えることになる。本作の販売価格はパッケージ版が4900円(税別)、ダウンロード版が5390円(税込)。多くの限定特典を含むデジタルデラックス版は6490円(税込)となる。プレイにあたっては別売のPS VR用ヘッドセットおよびPS Move モーションコントローラーが2本が必要となるため、本作を楽しみたい人は早めに準備しておくといいだろう。