PS5用ワイヤレスコントローラー「DualSense」にはヘッドセット用端子を引き続き搭載、SIEが回答。安堵の声寄せられる

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ソニー・インタラクティブエンタテインメントは4月8日、プレイステーション 5(PS5)用のワイヤレスコントローラー「DualSense(デュアルセンス)」についての続報を発表。これまでには、アダプティブトリガーやハプティックフィードバックの搭載といった一部機能面のみが伝えられてきたが、ついにその外観を公開した。

同時に、PS4用のDUALSHOCK 4との違いを中心に新たな機能・装備についても触れられている。そのひとつがマイクの内蔵だ。DUALSHOCK 4にはスピーカーが搭載されていたが、DualSenseには加えてマイクも搭載し、ヘッドセットがなくても気軽にチャットができるという。また、ヘッドセットを利用したチャットも可能だとした。ただ、公開された製品写真からは有線ヘッドセット用の端子は確認できず、発表の中でも触れられていないため、無線接続に1本化されたのではと一部のファンの不安を誘ったようだ。

そうした不安の声に対し、SIEプロダクトマネジャーの青木俊雅氏がTwitter上で反応。DualSenseには引き続きオーディオジャックが搭載されており、ユーザー手持ちのヘッドセットを接続することができると回答した。今回公開された画像には、DualSenseの手前や背面を写したものがないため、そうした場所に3.5mmオーディオ端子が存在するのだろう。ちなみに、DUALSHOCK 4ではコントローラーの手前側に配置されている。

無線タイプのヘッドセットもさまざま販売されているが、特にゲーム用にはレイテンシーを懸念する声が根強く、有線タイプが主流となっている。一方で、たとえばスマートフォンではオーディオジャックを廃止する例が増えており、ファンはPS5もそうしたトレンドを追うのかと不安になったのかもしれない。しかし青木氏の回答により、すでに愛用しているヘッドセットをPS5でも引き続き利用できることが明らかになった形だ。同氏のツイートに対しては安堵の声が多く寄せられている。

また同時に、今回画像として公開されなかった、DualSenseの手前や背面はどのようになっているのかという点に注目が集まることとなったようだ。SIEはあえて伏せたとも考えられ、DualSenseにはまだ明らかになっていない機能があるのかもしれない。一部のファンからは、DUALSHOCK 4向けの周辺機器として背面ボタンアタッチメントが発売されたことから、背面ボタンの標準搭載を期待する声も聞かれるが果たして。

Image Credit: dormstreams(左)badnewsco(右))

DualSenseの外観公開においては、その配色についても注目が集まった。従来のDUALSHOCKシリーズでは単色を基本としていたが、DualSenseでは白黒のツートーンカラー。今までにない配色に“触発”されたファンは多く、RedditやSNSではさまざまなカスタムデザインが投稿されている。『ゴッド・オブ・ウォー』や『Marvel’s Spider-Man』などファーストパーティタイトルをモチーフにアレンジしたり、単色に戻してしまったり。また、曲線が多く使われているDualSenseのフォルムや、ライトバーのスリットなどの雰囲気から、『パンツァードラグーン』シリーズの攻性生物を連想したファンもいたようだ。

DualSenseでは、可能性に満ちた領域として「触覚」に着目し、アダプティブトリガーやハプティックフィードバックといった機能を搭載。コントローラーを通じて没入感をさらに高める方法を、開発者に模索してもらえる環境を提供したとのこと。Bethesda Softworksのマーケティング担当副社長Pete Hines氏は、DualSenseのそうした機能に触れたことがあるそうで、非常に感銘を受けたとコメント。これからゲームは、こうした機能をクールなものに活用していくことになるかもしれないと感想を述べている。また、先出のSIE青木俊雅氏は「実際に手に持ってゲームをしてさらにプレーヤーに感動してもらうのが楽しみです」と語っている

PS5は、2020年の年末商戦期に発売予定。今回のDualSenseの外観公開に付随する詳しい内容については、こちらの記事を参照してほしい。

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