『Cuphead』をクレイアニメ化するファン現る。コミカルな戦闘シーンからレトロな演出までバッチリ再現

こだわり抜かれた手描きアニメーション、リズミカルなジャズミュージック、そしてプレイヤーの挑戦心をくすぐる高い難易度。その全てが渾然一体となった『Cuphead』は、昨年には売り上げ500万本を突破し、さらにNetflixに向けたアニメ化や追加DLCの発表などもおこなわれている。知名度、存在感ともに順調な広がりを見せつつあると言えるだろう。そんな中、本作のストーリーをお手製クレイアニメで再現する熱烈なファンも存在するようだ。

そのファンとは、Davy ProductionsことDavid Garcia氏。同氏は1月25日、「Cuphead: Chaotic Casino(Cuphead Stop-Motion Animation)」というタイトルにて『Cuphead』の世界を粘土で再現する動画を投稿。タイトルの副題にも記載されているように、映像にはストップモーション技術が採用されており、1コマのつなぎ合わせでカップヘッドやマグマン、デビルなど、お馴染みのキャラクターたちが生き生きと動いている。

そんな映像技術の凄まじさもさることながら、粘土でつくられたキャラクターの造形にも注目だ。映像には先に挙げたキャラクターのほかに、コンサイ一家のジャガイモ(ソル・スパッダー)、プルプ・ル・グラン、ヴェルナー伍長、カール博士のロボットといったボスも登場。原作で見られるコミカルな動きからコメディタッチな表情の変化に至るまで、粘土の型を変えながら、忠実に再現されている。特に主人公2人がお金に目がくらむシーン、額に少量の粘土を着けることで表情を変えている点が工夫に富んでいて面白い。

スポンサーリンク

映像内では、粘土のほかに『Cuphead』のグッズも用いられている。具体的には、米国のホビー会社McFarlane Toysが販売する「Cuphead Chaotic Casino Large Construction Set」などを使用。デビルのカジノをレゴブロックで組み立てる同商品には、原作のアートチームが手がける約5インチのフィギュアも含まれており、Garcia氏はこうした公式グッズを活用しつつ『Cuphead』愛溢れるクオリティの高い映像を製作したというわけだ。

さらにGarcia氏は、映像内のサウンド・ビジュアルエフェクトも自作。ミズデッポウの射撃音や敵に弾が当たった際のエフェクト、ボムが当たった際の演出まで徹底して原作に寄せている。一方で、こうしたエフェクトの編集には困難を極めたという。映像の完成まで約4か月を費やしたとのことで、その間特にサウンドデザインとエフェクトの数々の再現には手を焼いたという。ともあれ、結果的に自身でも満足のいく出来になったとGarcia氏は述べており、注ぎ込んだ熱量と努力は無事、映像のクオリティに結びついたようだ。

Garcia氏は今回の映像のほか、警備室ホラーゲーム『Five Nights at Freddy’s 4』や『マインクラフト』の世界を再現するストップモーションアニメも過去に公開している。そこでもレゴがふんだんに駆使されており、Garcia氏の技術力、そしてクリエイティビティの高さが伺える。

ちなみに今回のクレイアニメは『Cuphead』開発元のStudio MDHRの目にも留まったようで、同社公式Twitterにて「この映像を見たとき、言葉にできないほど感動した」と動画の引用とともに、称賛のコメントを寄せている。また、この発言に対しGarcia氏は「応援ありがとうございます!」と、感謝の意をお返し。公式が取り上げたことによって、Garcia氏の作品は今後もいっそう注目を浴びていくことだろう。

なお、冒頭にも述べたとおり『Cuphead』の今後としては、大型DLC「 Delicious Last Course」のリリースが今年に控えている。またゲーム本編についても、現在Nintendo Switch版が25%オフのセール中だ。Garcia氏に関しても、今新たな映像作品の制作に取り掛かっているとのこと。Studio MDHRとGarcia氏、職人気質な双方のこれからに期待が高まる。

ニュース

Indie Pick

インタビュー

レビュー・インプレ

Devlog