『PUBG』ラボにモーターグライダーが登場。期間限定で空から戦場を制する


PUBG Corp.は12月19日、PC版『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)にて試験段階のコンテンツを検証する「PUBG ラボ」機能を通じて、モーターグライダーを実装することを発表した。日本標準時12月20日午後4時から12月23日午後4時までの期間限定。ゲームモードの条件は「TPP/FPP視点、SQUAD、Erangel/Miramarマップ、最大80人」となっている。

モーターグライダーは2人まで搭乗可能。空路を利用して安全地帯まで一気に飛行することができる。離陸させるには、最低時速70kmまで加速する必要があり、加速後は速度を維持して自由に空を飛べる。2人乗りということで、同乗している仲間は銃器や火炎瓶などの武器を使用して地上にいる敵を攻撃可能。ただモーターグライダーは無敵というわけではなく、エンジン部分は破壊できる。羽翼は胴体よりも受けるダメージが小さいとのこと。タイヤは破壊されないため、エンジンが壊れても滑空しながら着陸はできる。空を移動し、俯瞰して敵を偵察できるという大きなアドバンテージが生まれる一方、とにかく目立ちやすいというデメリットも生じるだろう。

モーターグライダーの仕様は以下のとおり:

  • モーターグライダーには座席が2つあります。1つはパイロット用、もう1つの後部座席は銃を撃ちさまざまな武器を使う仲間用です。
  • モーターグライダーは、マップ上のランダムな場所にスポーンします。
  • 離陸するときは、十分に加速してからSキーでピッチを上げましょう。
  • モーターグライダーの燃料消費率はエンジン速度に関係し、スロットルを引けば引くほど燃料の消費も早くなります。
  • 到達高度に限界はありません。広がるのは果てしない青空!ただし、高度が上がれば上がるほどエンジンのパワーは失われていきます。
  • 基本操作:
    • W/Sキーでピッチの上げ下げ、A/Dキーで機体の回転
    • 左Shiftと左Ctrlを長押しすると、スロットル調整
    • 地上でスペースキーを長押しすると、ハンドブレーキ。

PUBGラボは、11月に追加された『PUBG』の新機能。テストサーバーとはまた異なる趣旨のもと、試験段階のコンテンツをいち早く試すことができる。主に本実装が決まっていない実験的な機能やコンテンツを試す場として使われており、12月上旬には、第2のブルーゾーン(電磁パルス)を加えた「BLUEHOLEモード」が期間限定で実施された(関連記事)。安全地帯内に「インナーブルーゾーン」を生成させることで、安全地帯中央での籠りプレイを困難にするという趣旨の実験であった。インナーブルーゾーンは、現サークル内の危険エリアであると同時に、次サークル縮小先の予告でもあることから、ゲームの偶然性を低めるという効果も期待されていた。この「BLUEHOLEモード」に関しては賛否両論の反応が見られた。空の道を開拓するモーターグライダーは、はたしてプレイヤーにどう受け止められるのだろうか。

上のメニュー画面画像の赤枠部分より、モーターグライダー有りのゲームモードにアクセス可能

現在ウィンターセール期間中につき、Steam版『PUBG』は1月3日まで50%オフの1650円。PlayStation 4版『PUBG』は1月5日まで50%オフの1681円、Xbox One版『PUBG』は35%オフの1333円で販売されている。なお今回のPUBGラボコンテンツは、PC版向けに実装されたものである。