米国議員が選挙資金をSteamでのゲーム購入に使用したと、私的流用を認める。約1300ドル分

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米国のDuncan D. Hunter下院議員(共和党)が、選挙資金をSteamでのゲーム購入などに私的流用していたことを認めたと、米国司法省が発表した。Hunter氏に対しては、2016年に選挙資金の私的流用の疑惑が浮上。2015年の選挙活動で使用した資金のうち、1302ドルが個人経費としてSteamでのゲーム購入に使われており、FEC(連邦選挙委員会)から指摘を受けた。当時は、Hunter氏の息子が誤って選挙資金運用に使うクレジットカードでゲームを購入してしまったと主張。ただ、ゲーム購入以外にも個人経費として流用された痕跡が大量に見つかり、翌2017年にはDuncan Hunter氏と妻Margaret Hunter氏が連邦大陪審にて起訴された。当然ながら、選挙資金を議員の私的な経費として使用することは禁じられている。

そして12月3日、Hunter氏は連邦裁判所にて選挙資金の私的流用を認めた。本件にはFBIの調査が入り、個人経費として処理された内容には、高級ホテルでの宿泊費や海外旅行、ディズニーランド旅行、ペットのウサギ用の飛行機代といった高額のものから、ファストフードや映画のチケット、日用品、光熱費、スニーカー、レゴセット、ねんどのおもちゃ、ドッグフードといった日常的なものまで含まれていたという。2011年にはカップルのラスベガス旅行として2448ドル、2015年にはイタリアでの家族旅行として1万4000ドル以上が流用されていた。後者に関しては、現地にある海軍基地を訪れる視察の一環として処理しようとしていたが、実際には実施されていない。また妻Margaretはこのイタリア旅行について友人に、「イタリアは素晴らしかったわ。本当にこれまでで最高の家族旅行だった。“もしもタダで旅行できるなら、あなたとは二度と会うことはないでしょう”ということわざが頭をよぎるくらいにね!」とのメールを送ったことも調査により判明しており、今回の発表文の締めの言葉として使われている。

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*罪を受け入れ、議席を空けることを表明したHunter氏。妻に実刑判決が下されないことを願うと語っているが、2018年時点では「家族の財務管理は妻がやっている。彼女の行いも調査されると思いますが、私はやっていない」と自らの不正を否定していた(MSNBC

2010年から2016年にかけて、Hunter夫妻により不正に使用された選挙資金の合計は15万ドル以上。決して裕福な家庭ではないことから、本来は借金をしないと海外旅行や高級ホテルにお金を出す余裕はなかったはずだと指摘されている。2016年には息子が誤ってゲームを購入したと説明し、2018年には家庭の財布は妻が握っていると、妻と息子に責任転嫁しようとしてきたHunter氏であるが、このたび家族のライフスタイルを維持するため、選挙資金を故意に流用してきたことを認めている。Hunter夫妻の行いは選挙資金法違反に該当し、最大で懲役5年と25万ドルの罰金が適用され得る。量刑は2020年3月に決まる予定だ。

Duncan D. Hunter氏は、父であるDuncan Hunter元議員を継ぐ形で2009年よりカリフォルニア州選出の下院議員となった人物であり、過去には米国海軍での従軍経験がある。電子タバコ愛好家/支援者としても知られており、議員会議やインタビューといったカメラが入る場で電子たばこを吸う様子を頻繁に見せている。電子タバコ企業からの不自然な金品の計上など、近年では電子たばこ業界との癒着を懸念視する声も(The San Diego Union-Tribune)。また喫煙ラウンジ/バーでの飲食費として900ドルを政治資金から支出したりと、今回指摘された2010年~2016年以降の動向からも、金銭面での疑念が残る議員であった。

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