『ボーダーランズ3』最新パッチ/Hotfixes配信。モズの無限グレネードを制限、フラックのペットを強化


Gearbox Softwareは10月3日、『ボーダーランズ3』の最新Hotfixesを配信した。今回のHotfixesはヴォルト・ハンターや一部ボスのバランス調整を主な目的としたものだ。特にヴォルト・ハンターに関しては、全てのアクションスキルが有用であることを理想としているものの、一部のアクション・スキルが他よりも優れている状態であったため、調整が図られた。

まずFL4K(フラック)に関しては、以下のバランス調整が適用されている:

– ラック・アタック!:ステータスエフェクト発動確率が100%に上昇
– 跡を残さず:再発動まで2秒かかるようになった
– 野蛮な叫び:ペット・ボーナスが100%に上昇
– ペットがプレイヤーキャラクターを押しのけないよう変更
– ペットをなでるボタン表示の優先度が下げられ、戦利品の回収や自販機の利用を妨げないようになった

フラックは透明化ビルドに人気が集まっている一方で、特徴のひとつであるペットがエンドゲームにおいて有用な存在とはなっていない。今回はラック・アタック!や野蛮な叫びの調整によりペットの強化を図るとともに、プレイヤーの邪魔とならないよう配慮された。跡を残さずに関しては、開発者が想定していたよりも多くの銃弾を戻していたため制限された。

モズの破壊の手段も似たように、グレネードの補給再発動まで2秒の遅延が生じるようになった。モズの無限グレネードは開発者が想定していたビルドではないということで、下方修正された形となる。なお再発動までに遅延が生じるのは弾薬ではなくグレネード補給の方である。強ビルドの下方修正が続く『ボーダーランズ3』。なおアマーラのグラマーは、説明文に記載されている効果が正しく発動するよう修正された(グラマーの効果を受けた敵が他の敵を攻撃)。

いくつかのボスも弱体化されている。ギガマインド、カタガワボール、聖別者ビリーの3体だ。これらのボス戦は体力・シールドが多すぎることから、開発者が想定したよりも難しくなっていたとのこと。ギガマインドは体力がわずかに減少。カタガワボールはシールド再生能力がなくなり、長期戦になりがちだった聖別者ビリーは体力が25%減少した。ボスの不具合修正としては、ランペイジャーが不適切なタイミングで動きが止まる現象が直された。

そのほか、殺戮サークルにいるNPCをうまく誘導することで、アリーナ内のプレイヤーを蘇生してくれるようになる現象が修正された。多くのプレイヤーに影響を及ぼす修正項目としては、ガーディアン・ランク報酬であるホロー・ポイント(クリティカルヒットにより敵を倒すと、その敵の周囲に爆発発生)によって発動者自身や味方がダメージを負わなくなった。ホロー・ポイントは9月29日のHot fixes(関連記事)により一時無効化されていたが、今回の修正にあわせて復活している。また一部プレイヤーにて発生していた、金庫に入れたアイテムが保存されない問題も修正されている。

発売以降、頻繁なアップデートが続く『ボーダーランズ3』。現在は『ボーダーランズ』フランチャイズの20周年記念企画として5週連続特別イベントを開催中。10月9日00時59分までは「ボスウィーク」として一部ボスのユニーク・レジェンダリー装備ドロップ率が上昇する(関連記事)。