Toby Fox氏が『UNDERTALE』の関連作『DELTARUNE』の開発状況を報告。チャプター2以降に収録予定の楽曲3曲も披露

『DELTRARUNE』

人気RPG『UNDERTALE』の関連作である『DELTARUNE』を開発中のToby Fox氏は9月15日、本作の開発の進捗状況をTwitter上で報告した。『DELTARUNE』は、序章となる「Chapter 1」がPC/Nintendo Switch/PlayStation 4向けに無料配信中。現在Fox氏は「Chapter 2」以降の開発をおこなっており、残るチャプターがすべて完成してからまとめて有料販売する計画となっている。

Fox氏によると、現在はゲームのデザインや、ゲーム内で何が起こるのかといった詳細をノートに書き留めている段階だそうだ。それらは非常に順調に進んでおり、同氏はその内容に大きな自信を感じていると述べる。少なくとも、Fox氏の作品(『UNDERTALE』)を楽しんでいる方であれば、同様に楽しめるだろうとし、同氏としてはそうしたファンに向けて制作しているとのこと。『DELTARUNE』のChapter 1をリリースした際にも、本作は“『UNDERTALE』をクリアした冒険者たち”に贈る作品だとしていた(関連記事)。

一方、別の側面ではいくつかのハードルに直面しているともコメント。Fox氏は、それは具体的に何なのかは語らなかったが、間違いなく解決されるだろうとしており、大きな問題とはならないようだ。そしてFox氏は、『DELTARUNE』のために制作した楽曲もいくつか公開している。上のツイートの楽曲は「Welcome to the CITY」。映像では都会的な街の一角が映し出されており、この街のBGMということなのだろう。Fox氏によると、この街は非常に狭いそうだ。また車に乗ったうざいイヌは、死に際にも見ることができるとのこと。

「Lost Girl (Noelle)」は、主人公クリスのクラスメートであるノエルのテーマ曲。映し出された後ろ姿は、学校で見る彼女とは少し雰囲気が異なる。なお、この曲は本作の全編にわたって繰り返し使用されるそうで、ノエルが登場していない場面でも流れることがあるとのこと。また上のツイートでは、同曲の別バージョンも公開されている。Fox氏は、『DELTARUNE』では非常にたくさんの出来事が待っているとし、プレイヤーにはいつかすべてのキャラクターと友達になることができるよう願っているとコメントしている。

『DELTARUNE』のChapter 2以降の発売時期は未定。Fox氏は今年6月、完成まではまだまだ長い道のりになるとし、キャラクターやボス、カットシーンなどを、ゆっくりではあるが描いているところだとしていた。また7月には、すべてのチャプターを完成させてからリリースするため、数年はかかるとの見込みを明かしている。ただ同氏は、素晴らしいゲームの制作に時間を費やすことは望むところであるとしながら、できるだけ早くファンの手に本作を届けることも望んでいるとしている。

なお、9月15日には『UNDERTALE』が発売4周年を迎えた。これを記念して、Nintendo Switch版が9月19日まで33パーセントオフとなっている。また同日には、音楽ゲーム『太鼓の達人』とのコラボも発表。『UNDERTALE』のサウンドトラックから「MEGALOVANIA」「心の痛み」「夢と希望」の3曲を収録する「UNDERTALEパック」が、Nintendo Switch版には10月10日に、PS4版向けには10月24日に配信される。価格はいずれも400円(税別)の予定だ。