Epic Gamesストアにて経営探索RPG『ムーンライター』と戦争サバイバル『This War of Mine』が期間限定で無料配布中。「2本」枠は続く


Epic Gamesストアにて、PC版『ムーンライター』と『This War of Mine』の無料配布が開始された。配布期間は8月2日までとなっている。良作を連発し勢いに乗るポーランドのパブリッシャー11 bit studiosがおくる人気作2タイトルが、今だけ期間限定無料配布中。ともに日本語に対応している。

2018年5月にPC向けに発売された『ムーンライター』は、ショップ経営とダンジョン探索要素を併せ持つアクションRPGだ。プレイヤーは、ショップ屋の店主および冒険者のウィル。冒険家として、未知のゲートをくぐりダンジョンを探索。限られた枠組みの中でアイテムを持ち帰る。一方で持ち帰ったアイテムは自分の店で売る商品にすることが可能。クラフトに使うことで、自身の冒険に役立てることもできる。どれを持ち帰り、何を売り、何をクラフトするかはプレイヤー次第。ショップ経営者と冒険者というふたつの役割から、ゲームを進めていくのだ。同作においては先日有料DLC「Between Dimensions」がリリースされている。

『This War of Mine』は2014年11月に発売された作品。敵に包囲された戦時下の都市を舞台に、身を潜めながら生活を送る一般市民が主人公となるサバイバルゲーム。隠れ家の維持、物資の調達、他生存者との命がけの駆け引き。そして葛藤。限られたリソースを奪い合い、仲間と分配しながらなんとか生き延びようとする、兵士ではなく市民の視点から戦争の悲惨さを描く。昼間は狙撃手に怯え、夜間は次第に乏しくなる物資に頭を悩ませる。1990年代に発生したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争のサラエボ包囲をモチーフに、一般市民の視点から過酷な戦争を描いたことで非常に高く評価された。同作においても、幅広いDLCが用意されている。

なお来週の無料配布枠は『Alan Wake』と『フォーオナー』であることが発表されている。これまで1本だった無料枠が今週2本であることについて、Epic Gamesは『This War of Mine』のESRBがMレーティング/PEGI-18、いわゆるCERO Zに近い作品であることを理由としてあげていた。若いプレイヤーが遊べないことを考慮し、より多くの人々に無料配布を楽しんでもらえるようにもう1本用意をしたという。次週配布の『フォーオナー』についてもM/PEGI-18レーティングであり、それを補う意味でも『Alan Wake』が用意されたのだろう。これまでEpic GamesストアではMレーティングのゲームは配布されてこなかったが、こうしたやり方が確立されたということで、2本配布のパターンが多くなってくるかもしれない。