『RiME』開発陣が手がける新作ホラーアドベンチャー『Gylt』発表。夜の学校に潜む魔物から少女はひとり逃げ惑う

スペインのインディースタジオTequila Worksは本日6月7日、Googleのクラウドゲーミングサービス「Stadia」の最新情報を伝える映像Stadia Connectにてホラーアドベンチャー『Gylt』を発表した。少女「サリー」が行方不明となったいとこ「エミリー」を見つけるため、魔物が徘徊する悪夢のような世界に迷い込むという物語が展開される。なお本作は「Stadia」独占タイトルとなるようだ。

Stadia Connectでは本作の発表とともに約1分半のトレイラーが公開された。映像の冒頭では、暗い夜道を急ぎ足で歩くひとりの少女の姿が映し出される。少女が歩く街には一切ひと気がなく、道路の一部は陥没し、電柱が傾いている。一体この世界になにが起きたのだろうか。次のシーンで少女は行方不明となったいとこ「エミリー」を探す張り紙を見つめる。
そして少女が辿り着いた先はBACHMAN SCHOOLという名称の学校。学校の内部は暗く異様な雰囲気が漂う。掲示板には行方不明者の張り紙が大量にピンで止められ、床にはLeave Alone(放っておいて)黒板にはOWE SEE you(じゃあね)の文字。そうして学校を彷徨う少女は、黄色く目を光らせる“魔物”に遭遇してしまうのだ。

本作の主人公「サリー」は背中に小さなリュックサックこそ背負っているが、トレイラーを見る限り、魔物に対する反撃手段はそれほど持ち合わせていなさそうだ。しかし唯一、懐中電灯と思わしき物から発せられた光で、魔物に反撃するシーンが映されている。魔物は光に弱いのだろうか。映像に映る魔物は黄色く目が光り、その身体からは常時黒いもやが出ている。また、霧のように姿を消す様子も伺える。前述したとおり、反撃手段の少なさから基本的には“敵から隠れる”プレイが要求されそうだが、敵のバリエーションや、シチュエーションによっては武器の使用が求められる場面も用意されそうだ。

そして本作のトレイラー詳細欄には「恐ろしいシングルプレイパズルアドベンチャーゲーム」と表記されている。トレイラーにはハシゴを移動させ高所へ向かうシーンもあることから、ホラー要素のみならず、パズル要素にも期待できそうだ。

なお余談だが、Bachman Academyと呼ばれる学校が米テネシー州に実在していた。同学校は2017年に閉鎖されているが、本作の舞台となるであろう学校BACHMAN SCHOOLと名前が若干似ている。何らかのつながりはあるのだろうか、ひとつ気になるポイントである。

本作の開発を手がけるTequila Worksはスペインのマドリードに拠点を置くデベロッパー。
これまで『Deadlight』などの数々のゲーム開発を手がけてきたデベロッパーだが、なかでもアニメ調のグラフィックと幻想的な世界観が特徴のパズルアドベンチャー『RiME』は人気を博した。

2019年に設立10周年を迎えるTequila Worksは過去に『RiME』に関するインタビューで
「ファンタジーと現実は共生関係にある。存在するためにはお互いが必要」と述べている。
そして今回、新作として発表された『Gylt』でも、CGグラフィックスで丁寧に描かれる少女と魔物、そこに学校という実在する建物を舞台とすることで、ファンタジーと現実の共生関係の構築を目指しているのだろうか。今後さらなる続報を待ちたい。

 

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