『ディビジョン2』次回大型アップデートでは、ミニガン装備のガンナー実装とともに、シグネチャー弾薬ドロップのランダム性が排除される

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ディビジョン2』の開発者ライブストリーム「State of the Game #123 05 June 2019」にて、新しいスペシャリゼーション「ガンナー」の情報や、タイトルアップデート4で予定されているスペシャリゼーション/シグネチャー武器の仕様変更について解説された。先日発表されたばかりのガンナーは、シグネチャーウェポンとしてミニガンを担いだタンク系のスペシャリゼーションである(関連記事)。すでにPC用のテストサーバーでは実装されており、実際に触れてみることが可能。このガンナーは6月中に配信されるタイトルアップデート4にて正式実装される予定だ。

ガンナーの特殊スキル「Banshee」(パルス系)は、カバーを無視して前方の敵に混乱効果を付与する電磁波を放つもの(PvP時は電波妨害効果)。専用の投擲武器「Riot Foam Granade」は敵を束縛して動きを封じ込めるグレネード。専用サイドウェポンは「P320 XCompact」。米軍の9mmピストルだ。そのほか60秒ごとに携帯上限の10%の弾薬を生成する「Supply Line」、キル時に5秒間だけ発射速度を5%上昇させる「Barrage」。その場に立ち止まっている間はハンドリングが20%上昇する「Emplacement」、5/4/3回目のリロード時にリロード速度が50%上昇する「Coupler」、キル時に5%のアーマーが回復する「Incessant」など、タンクとして高い制圧力と防御力を発揮できる。

「State of the Game #123 05 June 2019」よりキャプチャー。DMG項目はワールドクラス5時の数値ではない

タイトルアップデート4では、各種スペシャリゼーションのパークツリーも変更される。一番大きな変更は、どのスペシャリゼーションも、全武器種にポイントを振れるようになる点だろう。現状はサバイバリストであればショットガンとアサルトライフル、デモリショニストであればサブマシンガンとライトマシンガンのダメージボーナスといったように、強化できる武器は決まっていた。だが今後のアップデートでは、全武器種がポイント付与対象となる(全ての武器に付与するだけのポイントはないため、選択する必要はある)。

Image Credit: reddit user frinol

またシグネチャーウェポン弾薬の仕組みも変更される。現状は基本ランダムドロップであるが、いつになったら次の弾薬が手に入るのか分からない仕組みはユーザーにとって楽しくないことから、シグネチャー弾薬バーというものを導入。残弾数やHP/アーマーのHUDと合わせて表示されるようになる。敵をキルしたり、スペシャリゼーションのパーク条件を満たしたりすると加算され、弾薬バーが最大値になると弾薬が確定でドロップするという仕組みだ。ランダム性を廃し、弾薬入手時期が明確になる。なおシグネチャーウェポン「クロスボウ」(サバイバリスト)と「TAC-50C」(シャープシューター)自体も強化される予定。クロスボウに関してはアーマー破壊力が上昇する。

「State of the Game #123 05 June 2019」よりキャプチャー。左端にあるのが、シグネチャーウェポン弾薬バー

『ディビジョン2』コミュニティ内での議論では「Build Diversity」というワードが頻出している。タイトルアップデート3以降、エンドゲームにて有効なビルドの幅が狭いことが顕著になった。現状はひたすら攻撃力を高めるDPSビルドのみが有効であり、アーマービルドやスキルビルドはエンドゲームにおいて機能していないという指摘だ。この課題については開発陣も認識しており、リード3CデザイナーのFredrik Thylander氏は、現在最優先で取り組んでいるのはスキルビルドの強化であると語っている。こちらは解決に時間のかかる課題であり、タイトルアップデート4での実装は予定されておらず。詳細については今後の開発者ライブ配信「State of the Game」にて報告していくという。

そのほかにも、Modの仕組みを変える予定があることも明かされた。一般システム/プロトコルModは高レベル装備品には装着できないよう仕様変更。全スロットにダメージボーナス系のModを装着できるといった現象を無くすためだ。そのほかのModは「赤色Modは赤色スロットに装備する」といったわかりやすい仕組みに変更される。

なお本作のコミュニティでは最近、射撃訓練場で命中率を計測したところ、命中判定数が実際に当たっている弾数よりも少ないとのユーザー報告があがっていた。フレームレートやネットコードが影響しているのではないかと指摘されていたが、こちらについて開発陣は「State of the Game」にて、訓練場でのみ発生している現象であり、それ以外の場所での命中率は正常に機能していると説明している。

新スペシャリゼーション「ガンナー」の正式実装は6月中を予定。『ディビジョン2』のイヤー1パス所有者であれば配信とともに即時解禁される。そのほかのプレイヤーはフィールドリサーチ任務をこなすことで解除可能。現在はPC用テストサーバーにてテストが進められており、一足先にガンナーを試すことができる。テストサーバーではガンナー実装のほか、全ての攻撃を無効化する敵NPCの「防弾バックパック」の排除、リバイバーハイヴのさらなる安定発動、侵略ダークゾーンでのローグ制度導入などが適用されている。また新しいエキゾチックホルスター「Dodge City Gunslinger’s Holster」の存在も確認されている(reddit)。

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