異形のメトロイドヴァニア『Blasphemous』久々の続報公開。パブリッシャーを見つけ、PC・コンソール向けに近日発売へ

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インディースタジオThe Game Kitchenは6月4日、Team 17とパブリッシャー契約を結んだことを報告。開発中の『Blasphemous』をPC/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けに近日中に発売すると発表した。今回の発表にあわせて新映像も公開、Steamストアでは日本語対応の表記も確認できる。

『Blasphemous』は、探索型のアクションゲームだ。舞台となるのは、Cvstodiaと呼ばれる世界。主人公となるのは、邪悪な呪いに付随する惨劇「静寂の悲劇」唯一の生き残りである「悔い改める者(The Penitent One)」。呪いにかかった住民たちは、とある事情によりみな化物へと変貌してしまった。今主人公が生きるのは、すべてが歪曲してしまった悪夢のような死と転生の輪廻の世界。この苦しみを解き放つために、異変の根源を探すのだ。

本作では、前述した歪んだ世界を探索する。出現するモンスターの多くが異形の怪物。ゾンビから白面の顔面で迫ってくる人面鳥。車輪を担ぐ妖怪、頭部に別の生物を乗せる巨人。柩や盾を構えた兵士や、頭に布を被せ迫る男。角を生やした赤子や顔の半分が溶けたボスなど、とにかく気味が悪い敵だらけ。そもそも、主人公も謎のコーン状の筒を頭に被せており、強烈な世界観が際立っている。

一方で、そうした異形の敵を痛めつけ、屠ることができるのも『Blasphemous』の特徴。自身の罪から誕生したとされる剣「Mea Culpa」の力を解き放つのだ。徹底的に攻撃すれば、敵は鮮血を吹き出しながら倒れていく。胸を貫いたり、首を掻っ切ったり、四肢をちぎるといった苛烈な演出も。精細なピクセルアートで描くバイオレンス描写は、不快さと爽快感をプレイヤーに与えることだろう。

旅の道中では、コンボや必殺技といった新たな力を得ていくという。そのほか、レリック、ロザリオビーズ、祈祷、ソードハートを手に入れれば、ビルドを構成可能。組み合わせ次第で付加されるアビリティやステータス効果が異なるということで、プレイスタイルにあわせて自分だけのビルドを用意できる。また道中に出会う人物の苦悩を解き放つことで報酬を得るクエスト形式のシステムも存在するとのこと。なお、セリフには英語音声も用意されるようだ。

The Game Kitchenは2017年5月にKickstarterにて本作の開発資金を募るクラウドファンディングキャンペーンを実施。33万ドル(約3500万)以上を集めるなど、高い期待を集めていた。以降、途切れ途切れにKickstarterにて制作報告があげられていたが、先月5月にはSteamページを公開。今回、パブリッシャーと契約し発売に近づいていることを報告した。

同スタジオはNintendo Switch版については、特に最適化に力を入れているとコメントしており、コンソール版はすでにPC版と同じ60fpsで動く状態であると強調。今年に入ってから完成に近いとたびたび語っており、異形のメトロイドヴァニアが近い未来にプレイすることができそうだ。

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