空交易サンドボックス『Merchant of the Skies』7月30日にSteam早期アクセス販売開始へ。自分だけの貿易会社を“空”に築く


ラトビアに拠点を置く、2Dゲーム開発スタジオColdwild Gamesは、空を舞台にしたサンドボックス型トレーディングゲーム『Merchant of the Skies』の早期アクセス販売を7月30日にSteamにて開始すると発表した。

本作でプレイヤーは空に浮かぶ船の船長となり、商品の売買や資源の収集を通して、限られた時間の中で、自分だけの貿易会社を築いていくといった内容となる。ゲームスタート時には、自分が到達したい目的と、20/40/60/90分のいずれかから制限時間を選択することが可能。なお、目的や制限時間を設けない「目的なし」モードも実装される。

本作は“貿易”に焦点が当てられており、利益を得るには良質な貿易ルートの発見と、そこでの資源の取引がカギとなるようだ。資源にはレンガや岩など、建築する貿易会社の基盤となりそうなものから、りんごといった果物の姿まで、公開されたトレーラーに映し出されており、ベースビルディング要素も含まれるようだ。また、商品ごとに、とても安い、少し安い、普通の価格といった具合に、カテゴリ分けされていることも確認できる。自分が決めた目的や時間の中で、如何にして、手際よく取引を行うことができるのか、慎重かつ、時には大胆な判断が求められそうだ。

空が舞台となる本作において、プレイヤーの移動手段となる「商船」のカスタマイズも可能なようだ。トレーラーからは、斧やピッケルといった工具から、帆やバッテリーなどの項目が確認できる。また、全体マップと思わしき画面には、貿易対象となるであろう島々のアイコンが多数表示されている。さらには、天空を突き破るほどの巨大な鯉の出現といった、印象に残るシーンも映し出されており、貿易における取引や建築要素だけでなく、ワールド探索といった要素にも期待できそうだ。

『Merchan of the Skies』を開発するColdwild Gamesは2Dゲームを主軸に開発、リリースを行っており、本作で5作目となる。本作を早期アクセスとした理由に、3作目にあたる『LAZY GALAXY』の早期アクセス販売を通じて、コミュニティからのフィードバックの必要性を感じたため、こういった形で意見を収集してから、正式にリリースしたいと考えたという。

具体的な開発の進捗状況として、取引できる資源を20種以上、10種の建物、島のタイプなどが現段階で用意されているようだ。また、リリース後のロードマップとして、島と島との間で商品取引を自動で行えるキャラバンシステムの実装、正式版リリース時にはキャンペーンモードの実装を予定しているようだ。Coldwild Gamesは、Steamフォーラムにて、コミュニティからのフィードバックを得られることをうれしく思うと、意気込みをあらわにしている。今後、新たな情報にも注目していきたい。