EAの遊び放題サブスクリプションサービス「EA Access」PS4向けにも開始へ。新作の先行プレイや割引サービスも提供

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【UPDATE 2019/5/9 10:30】
Electronic Artsは5月9日、PS4向け「EA Access」を日本でも正式発表した。海外と同じく、今年7月から提供する。料金は、月額564円/年額3002円とのこと。

【原文 2019/5/8 11:44】
Electronic Artsは5月8日、サブスクリプションサービス「EA Access」を、今年7月からPlayStation 4向けに提供すると発表した。

EA Accessは、月額4.99ドル/年額29.99ドルで加入できるサブスクリプションサービスで、Xbox One向けには2014年8月からサービス開始し人気を得ている(Xbox One版の国内価格は月額518円/年額3002円)。サービス内容としては3つあり、まずはEAタイトルの遊び放題サービス。Vaultと呼ばれる旧作を中心とするゲームコレクションが用意されており、サービス加入中はどれでも好きなだけ遊ぶことができる。ゲーム自体は製品版と同じで、ダウンロードして楽しむ形だ。一部タイトルではDLCも利用できる。Vaultには順次ゲームが追加されラインナップが拡大していくため、時間と共にサービスのお得度は増していく。

ふたつ目は、新作タイトルの先行トライアル。指定のタイトルを発売日の数日前から10時間プレイでき、その後製品版を購入すれば進捗状況を引き継ぐことができる。Xbox One版EA Accessでは発売日の1週間前からプレイ可能で、発売日を過ぎたタイトルであっても10時間のお試しプレイはできる。『Battlefield V』や『Anthem』など大作は基本的に対象となっており、PS4版でも同様となるだろう。

そして3つ目は、ゲームの製品版やDLC、ゲーム内アイテムといったデジタルコンテンツの10パーセント割引だ。先行トライアルで気に入ったゲームはお安く購入できる。

EA AccessがXbox One向けに発表された2014年当時、ソニーはすでに独自のサブスクリプションサービスPlayStation Plusが存在し、多数のサービスを提供していることを念頭に、EAに限定した追加の有料サービスは、PSゲーマーにとって価値あるものとは思えないとコメントし、導入を拒否していた経緯がある(Game Informer)。しかしその後、EA AccessはXbox Oneで成功を収め、同様のPC向けサービスOrigin Accessも開始している。

EA Accessを担当するEAのゼネラルマネジャーMike Blank氏は海外メディアGameDailyとのインタビューの中で、この5年で業界は変化し、サブスクリプションサービスがプレイヤーやプラットフォームに対してどのような意味を持つのか、新たな理解へと繋がっていったのではないかと述べる。そして同時に、この時間の中でEAがソニーとの協力関係を強固にしてきたことが、今回の発表に帰結したとしている。

なお、PS4向けEA Accessは現時点では日本ではアナウンスされていない。また、公式サイトは日本語に対応しておらず、日本でも7月からサービスが提供されるのかどうかは不明である。国内向けの正式発表を待ちたい。

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