『P.T.』の影響受けるPS4向けサイコホラーゲーム『S.O.N』最新映像公開。北米にて先行発売し、他地域には後日リリースへ


アメリカのインディースタジオRedG Studiosは3月27日、PlayStation 4向けサイコロジカル・サバイバルホラーゲーム『S.O.N』の最新映像を公開し、北米地域にて3月28日に発売すると発表した。価格は19.99ドル。本作は、『P.T.』や『サイレントヒル』『バイオハザード』シリーズ、映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」から影響を受けて制作されたという。

なお、本作の日本での発売について弊誌が同スタジオに確認したところ、北米以外の地域でのリリースについていくつかの問題が発生したため、現在その解消に取り組んでいるところだとの回答をいただいた。本作においては、早くから日本での発売に言及していたため、早期に国内リリースが実現することを期待したい。

『S.O.N』は、行方不明になった息子を探す父親を描く作品である。舞台となるのは、アメリカ・ペンシルベニア州南部に位置する広大な森林地帯。この場所では何百人もの行方不明者が出ており、そのうち数十人は遺体となって発見されたが、いずれも子供だったという。そのため人々はこの森を「South Of Nowhere」と呼んで恐れている。しかし主人公のRobert Aldersonは、何者かにさらわれた息子Jayを探してこのSouth Of Nowhereに立ち入り、謎の洞窟へと向かう。

今回公開された映像では、ゲーム内で探索することになるであろうエリアを断片的に映し出しており、初めて公開されたエリアも確認できる。本作には20種類以上のエリアが探索可能となるそうで、洞窟内では人工的な設備のある場所を含めさまざまな環境が登場。いずれも薄暗いシーンであるが、本作には懐中電灯など周囲を照らす手段は存在せず、環境光のみを頼りに進んでいく。

罪と書かれた壁に打ち付けられたゾンビのような人影。彼には“友人”がおり、ゲーム内では何度も出会うことになるという

ゲームプレイにおいては、オブジェクトを調べたり、何かパズル的な要素もある模様。そして印象的なのは、壁などに意味深なメッセージが多数用意されていることだ。それは血で書いたようなものであったり、ネオン管で明かりを兼ねて表示しているものもあり、これを辿りながら本作の物語を進めていくようだ。また、映像の冒頭では謎の女性の姿も確認でき(名はCarrieとのこと)、South Of Nowhereとはどのような場所なのか謎を深めていく。


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