『レインボーシックス シージ』新シーズン「Burnt Horizon」詳細発表。世紀末で風変わりなオペレーターMOZZIEとGRIDLOCKが追加

Ubisoftは2月18日、カナダのモントリオールで開催された『レインボーシックス シージ』のプロリーグ世界大会Six Invitational 2019にて、イヤー4シーズン1「Burnt Horizon」の詳細情報を公開した。今回の新シーズンは、世紀末を彷彿とさせる殺伐とした雰囲気が印象的で、これまでとは趣の異なる風変わりなシーズンとなりそうだ。それでは順を追って説明しよう。

まずイヤー4のロードマップが正式に公開された(こちらの動画にて詳しい内容が確認可能)。新イヤーではこれまで同様、各シーズンにて2名のオペレーター、計8名が追加される。また、各シーズンにおいてイベントプレイリストも追加。過去に行われたマッドハウス、Road To S.Iと同様に、これらはイヤー4全シーズンのミドルシーズンに追加される予定だ。

イヤー4シーズン1では、新規オペレーター2名と新マップ1つが追加。その後イヤー4の3つのシーズンでは、2名のオペレーターに加え、既存のマップにリワークが施されていく予定だ。

さらに新規参入者向けに、新たなプレイリスト「Newcomer」も登場する。これはレベル1〜50のプレイヤーにだけ参加が許されたモードであり、登場マップとオペレーターが制限されたもの。長く続くシリーズなだけに新規の参入の障壁が高くなりすぎていたので、初心者には嬉しい要素ではないか。マップは銀行・領事館・山荘の3つのみ、モードは爆弾オンリー。オペレーターもレガシー(リリース初期のオペレーター)の20人に限定される。またランクにおいては「Pick & Ban」が正式に採用。公式大会同様、双方のチームが使用禁止のオペレーターを選ぶことができる。

それでは次に、今回の新シーズンにて追加されるオペレーターの詳細をご紹介する。

 

攻撃側の索敵の「目」を奪う「MOZZIE」

スピード2、アーマー2の防衛側オペレーター「MOZZIE」。メインウェポンはCOMMAND9アサルトライフル/ P10 RONIサブマシンガン。セカンダリーウェポンはSDP9mm/SUPER SHORTY

本名はマックス・グース。彼の固有ガジェット「ペストランチャー」は、自律式小型ハッキングロボットを射出することができる。このロボットは、付近の敵ドローンに接近し、操作を乗っ取ることが可能で、攻撃側同様に防衛側もドローンを操作できるようになるというもの。ペストランチャーの装弾数は3つで、計3つのドローンをハッキング可能だ。

敵ドローンをハッキングする方法は2つ。1つは、ドローンに直接射出する方法。2つは、あらかじめ壁などに設置しておき、範囲内に入ったドローンを自動的にハッキングさせる方法だ。ハッキングが完了した際、敵ドローンのライト点滅は赤色→青色に変化し、ディフェンダーカメラに情報が表示される。

攻撃側はドローンのライトに注意を払う必要がありそうだ。また、防衛側はMOZZIE以外のオペレーターが敵ドローンを操作することは不可能。一方で、ハッキングしたドローンが野外に出るとコントロールを失う。このあたりの仕様は、エコーのYOKAIドローンと同様である。

 

包囲網の進行を妨げる「GRIDLOCK」

スピード1、アーマー3の攻撃側オペレーター「GRIDLOCK」。メインウェポンはF90アサルトライフル/M249 SAWライトマシンガン。セカンダリーウェポンはSDP9mm/SUPER SHOTRY

本名はトーリ・タリヨ・ファイルース。彼女の固有ガジェット「トラックススティンガー」は、防衛側の進行を妨害する設置型スパイクだ。ガジェットを展開すると、計19個のスパイクが、設置と同時に徐々に展開されていく。

トラックススティンガーは、階段・通路を塞ぐのはもちろん、部屋を丸ごとカバーすることも可能。防衛側が展開されたスパイクの上を通過すると、10のダメージを受け、移動スピードの低下、さらに音も発生する。遊撃対策にはとても有効だろう。

ガジェットは基本的には遊撃への妨害、防衛チームの進行を妨げるために設置するが、その場で移動を妨げる意味で相手に対して投げても効果的かもしれない。防衛側はスパイクを破壊することが可能で、銃撃やグレネード、殴りなどで排除する必要があるが、殴りに関してはダメージを受ける。一言で言えば、ダメージが発生する有刺鉄線といった感じか。

 

新マップ「OUTBACK」

オーストラリアを舞台にした新マップ「OUTBACK」。かつては地元の労働者達で賑わい、レストランでの料理には注目が集まっていたという。錆びれた建物の外観やガソリンスタンド・モーテルはロードハウスを彷彿とさせる。マップはガレージ・レストラン・モーテルの3つのエリアで構成され、それぞれブルー・グリーン・イエローの3つの色でデザインされており、識別しやすい。開発者曰く原点回帰をテーマにしており、ドア数は少なく、ドアを破壊して包囲攻撃できる箇所が多い仕様とのこと。

 

Y4S1でのバランス調整

新シーズンの情報公開に合わせ、オペレーターやガジェットのバランス調整内容が公開されている。全体的に細かな変更が加えられるが、目玉となるのはアッシュのACOG排除だろう。※以下修正内容は、全てがシーズン開始と同時に適応されるわけではない。

・アッシュのR4-CからACOGを削除
ACOGは運用性が極めて高いことから、数多くのプレイヤーが採用していたアタッチメントなだけに、プレイヤーの衝撃は大きいだろう。この修正の理由について、開発者は2つの理由をあげている。1つは、メインウェポンであるR4-CとG36Cとの格差を解消するため。2つは、R4-CからACOGを取り除くことで、アッシュのパフォーマンスやピック率やどのような影響が出るか検証するためだ。

・トッケビのハッキングの仕様が一部変更
ポイントは2つ。1つは、ハッキングされた電話は18秒経過すると自動で切れるようになる。2つは、ミュートのジャマー範囲内にいる間はハッキングコールはかからなくなる。また、コールの最中にジャマー範囲内に入ると、自動的に切れる仕様となった。トッケビの弱体化であると同時に、事実上のミュートの強化ともいえる。

・カピタオのガジェットの仕様変更
クロスボウの仕様にいくつか変更が加えられる。酸素燃焼ボルトの継続ダメージが19→12へ低下し、効果範囲が増加する。また、炎の広がり方にも変更が加えられ、壁・天井などオブジェクトを貫通させないようにすることで、より現実的な火の広がり方を表現させるとのこと。

その他の変更予定としては、マーベリックの武器とガジェットの切り替え速度が低下。クラッシュのSPSMG9からマズルブレーキが削除。リージョンのGU地雷のダメージが減少。ライオンのEE-ONE-Dによる透視をピン表示に変更。グラズのスコープの熱感知機能が静止状態時のみ有効になることなどがあげられる。

さらにブリーチングチャージの仕様も変更される。ポイントは4つ。1)貼り付ける速度が向上2)攻撃側に与える爆破ダメージが150→50に低下3)防衛側への爆発ダメージ判定範囲が拡大4)即死判定の範囲が縮小。現状では、ブリーチングチャージを使用しているプレイヤーの数が少ないため、採用率を高めることが修正の狙いだ。

 

今後の展開に関する考察が進む

今回の新シーズンは、今までとは全体的に少し違ったテイストが印象的だ。公式が公開した情報から、海外の掲示板4Chanやコミュニティサイトredditなどでは既にファンによる考察がなされている。興味深いのは、こちらの新マップ「OUTBACK」に関する記事内での、「核を積んだ車両がテロリストにより襲撃された」との記述から、「核爆弾の起爆の阻止をテーマにしたイベントが展開されるのでは?」という考察だ。下の映像では、めくると何かが現れるような演出が見られ、新しい展開を想起させる。

オペレーターの風変わりな風貌、これまでとは印象の違うトレイラー、マッドマックスのような世紀末を思わせるシーンなど、今までの『レインボーシックス シージ』とは違う雰囲気から、過去のアウトブレイクイベントのような新要素が追加される伏線ではないか、と考察されているわけだ。

Year3開始と同時に公開されたアウトブレイクでは、『レインボーシックス シージ』史上最多の同時接続人数を記録し、かなりの反響を呼んでいる。アウトブレイクからちょうど1年経っていることを考えると、タイミングとしてはちょうど良い。過去にGame RantがUBISOFTに行ったインタビューでは、「アウトブレイクのようなイベントを再開させたい」といったことも公言していたが、そういった意味でも、対人戦ではない何かしらのキャンペーン形式のイベントが公開される可能性も、ゼロではなさそうである。

現在のところ、新シーズン「Burnt Horizon」の開始日は公式よりアナウンスはされていない。これまで同様、近日テストサーバーでのテストが開始されると思われるので、PCプレイヤーの方は日程のアナウンスに備えてみてはどうだろう。

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