『ポケモンGO』のアイテムを「実際の食料」と交換。“ふしぎ”な非公式チャリティイベントが世界の一部地域で盛況見せる

『ポケモンGO』コミュニティ内で、少し変わったチャリティイベントがおこなわれているようだ。どうやら、「ふしぎなはこ」と呼ばれるゲームアイテムと、実際の食料を交換するというイベント内容だという。その詳細を、Pokemon GO Hubなどが報じている。

『ポケモン GO』では昨年にメルタンと呼ばれる「進化する幻のポケモン」が導入され、大きな話題を呼んだ。ただし、このメルタンを入手する条件は、幻というだけあってやや特殊。同作を遊ぶ多くのユーザーがNintendo Switchソフト『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』との連動を試したのではないだろうか。

連動によるメルタン入手の手順は、少々複雑である。『ポケモン GO』から『Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』へとポケモンを送った際に、初めてポケモンを送った時に限り、『ポケモン GO』側で特別な道具「ふしぎなはこ」を手に入れることができる。そしてこの「ふしぎなはこ」を『ポケモン GO』で使用すると、使ったプレイヤーの周囲に30分間メルタンが出現し、メルタンを捕まえることができるようになる。

しかしながら、「ふしぎなはこ」を使ってしまうと、一定期間(1週間)使用できなくなる。2個の「ふしぎなはこ」を保持することも不可。一定期間を終えたのち、また『Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』から『ポケモンGO』へとポケモンを送ることで再度「ふしぎなはこ」が使用可能となるという仕様だ。そして、メルタンをメルメタルに進化させる方法は「メルタンのアメ」400個をメルタンに与え進化させること。

スペシャルリサーチのタスクを終わらせるという手段もあるが、メルメタルに進化させたければ、『Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』と連動させて「ふしぎなはこ」を使用できる環境が重要になるのだ。ただし、連動させるにはNintendo Switchと『Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』のソフトが必要になる。それゆえに、この「ふしぎなはこ」をもらうために、実際の食料を交換するというイベントが成立するわけだ。

このイベントが最初に報告されたのは、シンガポール。形式としては、「ふしぎなはこ」をほしいユーザーが指定の場所までいき、スタッフに食料を渡す。その見返りに、現地に置いてあるNintendo Switchの『Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』に対しポケモンを送り、食料を渡したユーザーは「ふしぎなはこ」もしくはそれの再使用権を得るわけだ。そしてその食料は、チャリティとして任意の場所へ寄付される。実際にこのイベントはおこなわれ、118人の人々が参加し、数千ドル(おそらくシンガポールドル)に値する食料が集まったそうだ。

Facebook上では動画や写真も投稿されており、穀物や飲料、お菓子など多岐にわたるものが寄付されていることが確認できる。中には『ポケモン GO』プレイヤーではない人や、メルタンという見返りを求めずとも食料を寄付した人もいたとのこと。大きな盛り上がりを見せ、主催者である Ng Jing Feng氏は48時間かからないという速さで企画・実施されたこのイベント関係者と参加者すべてに、感謝の意を述べている。

Image Credit : Ng Jing Feng

そのほか、ブラジル人ユーザーが、同様に「ふしぎなはこ」と食料の交換イベントを主催するとRedditで報告。こちらのイベントは2キログラム以上の食料の寄付が「ふしぎなはこ」獲得の条件だったという。結果的に、82人の人々が集まり250 キログラム近い量が集まる盛況を見せたとのちに報告。週末には然るべき組織に寄贈すると語った。そのほか、これらのイベントに触発されたユーザーが、同様のイベントに参加したいと前向きな姿勢を見せている。

実は『ポケモン GO』では2月6日6時から3月5日16時59分にかけて、メルタンに関するイベントが実施されており、メルタンの色違いがまれに出現するほか、「ふしぎなはこ」の再使用期間も3日(72時間)に期間限定で短縮されている。つまり、メルタンを入手する絶好の機会。こうした経緯があり、ローカルイベントが盛況しているのだろう。とはいえ、実際の食料と「ふしぎなはこ」を交換するというのは、なかなかにユニーク。「ふしぎなはこ」にそれほど価値があるからこそ、成立するイベントといえるかもしれない。

『ポケモン GO』においては、公式・非公式を含めてチャリティイベントが活発だ。公式では震災における復興支援イベントのほか、アースデイにあわせた清掃イベントなどさまざまな行事が開催されているほか、北米から欧州、アジアから南米までさまざまなチャリティイベントが活発。メルタンのイベントは3月5日まで続くことから、そのほかの地域でも食料交換イベントが実施される可能性は十分にありそうだ。

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