『Fallout 76』にて、外部ツールの使用を理由にアカウントをBANされるという報告が相次いでいる。外部ツールの使用とは、言い換えると「サードパーティーツール」の使用である。チートツールのほかに、Modもこの外部ツールの対象ではないかとされている。発端になったのはRedditの投稿。「外部ツールの使用を理由にBANされた」というスレッドが相次いで立ったことにより、外部ツール使用者がBANされたことが認識され始めた。そして『Fallout 76』を追いかけ続けているYouTuberのJuiceHead氏がこの情報を整理したことで、広まった形だ。
BANされたユーザー複数名から事情を聴取したJuiceHead氏によると、どの外部ツールが原因であるかははっきりしないという。Nexus modsからロックピックのModを利用していたという報告から、別のタイトル向けにCheat Engineを使用していたというユーザー、Redditのスレッドにはいずれのツールも使用していないと無罪を主張するユーザーがいるなど、背景はさまざま。これらの報告を見るに、なんらかの外部ツールが絡んでいる可能性が高いだろう 。Bethesda Softworksの親会社であるZENIMAX MEDIAは、同グループが扱うタイトルについてサービス規約を定めており、こちらの項目の9つ目にある「本サービスのご利用」の規約を違反したゆえに、処分を受けたようだ。
興味深いのは、これらの処分を受けたユーザーが、Bethesdaからとある条件を突きつけられていること。処分を受けたユーザーらは「反省文」のようなものを書くことで、BANが解除されることが検討されるという。その内容は「サードパーティーのチートソフトウェアの使用が、オンラインゲームコミュニティにとってなぜ有害なのか」というもの。こちらをテーマとしたエッセイを書くことで、マネージメントチームが評価し、アカウントの停止が解かれる可能性があることを示唆している。ユーザーのBANを反省文で解くというのは珍しい事例であるが(前例はあり)、実際に同様のメールを受け取っていると主張する人々が多いことから、実際に送られている可能性は高そうだ。
まだBANされる事例がさほど多くなく、された理由が不明瞭であるということで、何をどうすればBANが回避できるか、そして反省文を書けば許してもらえるかなど真実は定かではない。『Fallout 76』はこれまでにもトラブルが発生しており、そうした前例をあわせて特に厳しく見られている側面もある。状況の経過を見ておく必要があるが、もしModを利用して遊んでいる方がいれば、それらは切っておいたほうがよさそうだ。