『鬼武者』が最新ハード・日本語ボイス新録で蘇る。PS4/Nintendo Switch/XBO向けに12月20日発売、Steam版は2019年1月

 

カプコンは8月29日、『鬼武者』を最新ハード向けにリマスターし、2018年12月20日にPlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox Oneを対象に発売することを発表した。Steam(PC)向けにも2019年1月16日配信開始予定となっている。PS4/Nintendo Switch通常版の販売価格は、パッケージ版が3490円、ダウンロード版が3231円。Xbox One版はダウンロード販売のみで、3280円(いずれも税抜)となっている。

オリジナル版『鬼武者』は2001年にPlayStation 2で発売された戦国サバイバルアクションゲーム。シリーズ1作品目にして全世界累計200万本を突破した人気作であり、かねてからリマスター化を求める声が多かった。爽快感の高い剣戟アクションを駆使して幻魔と戦う物語、俳優の金城武をモデル・声優として起用した主人公・左馬介が印象的であったオリジナル版『鬼武者』。今回発表された新ハード向けのバージョンでは、日本語ボイスを新規収録。BGMも新規作成される。

『鬼武者』は鬼と幻魔の争いを描く作品。永禄三年(西暦1560年)の夏、今川義元の大軍と織田信長の軍が衝突した「桶狭間の戦い」を見物していた一人の若者、明智左馬介秀満が主人公となる。実力がありながらも、気ままに旅をする明智光秀の甥である。それから一年後、美濃の国、斎藤義龍の居城・稲葉山城で、兵や腰元が次々に消える奇怪な事件が発生。義龍の妹、雪姫から手紙を受け取った左馬介が稲葉山城へ駆けつけたことから、壮絶な争いに巻き込まれていく。鬼の一族から授かった鬼の篭手を操り、幻魔を倒し雪姫を救い出すのだ。一撃必殺のカウンターである一閃、鬼力を放出して繰り出す強力な戦術穀、幻魔の魂を利用した武器強化・体力回復などを使いこなせ。

そのほかにも、キャラクター・背景のグラフィックおよびイベントムービーの高解像度化、画面比率「4:3」「16:9(ワイド画面)」の両対応(後者の場合、表示しきれない背景部分はプレイヤーの移動に合わせて上下にスクロールして補完)、アナログスティック対応、易しいモードの初期開放など、さまざまな変更点が紹介されている。

画面比率4:3
画面比率16:9

またPS4/Nintendo Switch向けには、通常版とは別途、『鬼武者』の世界観をより深く堪能するための特別パッケージ版『鬼武者 幻魔封印箱(げんまふういんばこ)』も同時発売される。希望小売価格は5990円(税抜)。「牙狼<GARO>」シリーズの原作・脚本・監督を手がけた雨宮慶太氏が描きおろした1,000mm x 300mmサイズの掛け軸、新規制作されたゲーム楽曲の数々から厳選された23曲を収録したサウンドトラックCDが同梱される。

イーカプコンでは限定版を含む全9ラインナップの予約を受け付け中。イーカプコン限定の『鬼武者 LIMITED EDITION』には限定ブレスレットの「鬼の腕輪」(和風シルバーアクセサリーブランド「かすう工房」とのコラボ)、および限定先着特典としてミニ色紙(全2種、イーカプコン通常版ではランダム提供だが、LIMITED EDITION、COMPLETE EDITIONでは両方付与)が付いてくる。販売価格は17,490円(税抜)。公式サイトでは、そのほかのショップ別数量限定特典情報も記載されているため、購入を検討している方はチェックしておこう。