『ゴーストリコン ワイルドランズ』にて『レインボーシックス シージ』コラボミッションが7月24日配信。トゥイッチと同行し、行方を眩ませたカベイラを追う

 

『ゴーストリコン ワイルドランズ』の無料アップデート「Special Operation 2」にて、同じ「Tom Clancy」ブランド作品である『レインボーシックス シージ』とのコラボミッション「Operation Archangelが含まれることが発表された。配信日は7月24日を予定している。

任務の依頼主はヴァルキリー。連絡を受けたゴースト部隊は、任務中に姿を眩ませたカベイラの居場所を特定するため、現地に出向いていたトゥイッチと合流する。カベイラは十代のころ強盗の容疑で捕まったことがあり、チームレインボーは彼女が犯罪の道に戻ってしまったのではないかと懸念している。はたしてカベイラの身に何が起きたのだろうか。ちなみにヴァルキリーはNavy SEALS時代にボウマン捜査官と接触し、その後も交流を続けているとの設定が明らかになっている(公式サイト)。

見事任務を達成すると、報酬としてカベイラのグローブが手に入り、彼女のCQCテイクダウンにより周囲の敵の位置をスポットすることが可能となる。

またゲーム本編向けには「ゴーストモード」が追加される(公式パッチノート)。ダウン後に蘇生できなければキャラクターデータを失うパーマデス、フレンドリーファイア、1個に制限されたプライマリー武器スロット、装弾時にマガジン残弾を失うリロード、弾薬箱でしか変更できないロードアウト(敵死体から武器を奪うことは可能)など、いくつかの仕様変更により厳しい条件下でのPvE体験を味わえるようになる。こちらは7月24日よりイヤー2パス所有者向けに先行配信され、1週間後に全プレイヤー向けに開放される予定だ。同アップデートで実装されるAIチームメイトのオン・オフ機能を使えば、さらにハードコアな条件下で戦えることだろう(ちなみに操作キャラクターとAIチームメイトの顔・性別をいつでも変更できるオプションも追加されている)。

続いて本作のPvPコンテンツ「ゴーストウォーの新クラスとしては、『レインボーシックス シージ』のドク風のスティムピストルを装備した「Surgeon」と、スモーク風のガスグレネードをドローンで運ぶ「Toxic」が登場。こちらもまずはイヤー2パス所有者向けに先行配信される。新マップとしては雪山エリアを含む2種類のマップが、新しい機能としてはデイリーチャレンジ・観戦モード(Observer Mode)・エモート/ボイスライン・マッチ終了後のビクトリーポーズが追加される。また今後はゲーム内通貨であるPrestige Creditsをゲーム本編、「ゴーストモード」「ゴーストウォー」のすべてで獲得可能となり、「ゴーストウォー」のクラス解放だけでなくルートボックスの開封にも使用できるようになる。

 

コラボ企画により話題を提供し続ける

同作ではこれまでも、無料アップデートとあわせて他作品とのコラボミッションが追加されてきた。まず2017年12月には20世紀フォックスとのコラボイベントとして映画公開30周年を迎えた「プレデター」と対決するジャングル戦ミッションが公開。「プレデター」は弱き者に手を出さなかったり、倒された後には映画おなじみの演出があったりと、原作の設定がしっかりと持ち込まれていた(関連記事)。

2018年4月に配信された「Special Operations 1」では、ゴースト部隊が『スプリンターセル』シリーズの主人公サム・フィッシャーと合流し、彼の潜入任務をサポートする特殊ミッションが追加された。こちらでは潜入・戦闘・脱出の3段階に分かれた緊張感ある任務を終えたあと、老いたサム・フィッシャーが「バンダナを巻いた同業者」の引退をしのぶという粋な演出が見られた(関連記事)。

コラボ作品ならではの凝った演出が恒例となっており、今回も『レインボーシックス シージ』ファンをニヤりとさせるような展開が待っていることだろう。また『レインボーシックス シージ』の作中だけでは、オペレーターたちが実際の任務にあたっている様子を見る機会がなかなか訪れない。同作は10年単位の長期運営が計画されているということで、今後もほかの「Tom Clancy」作品への出張という形でオペレーターたちの活躍や、オペレーター同士の交流を直に体験できることを期待したい。『ゴーストリコン ワイルドランズ』のように長期運営を続けるタイトルが新規ユーザーや離脱ユーザーの関心を惹く上で、話題性のあるコラボ企画を定期的に実施できるというのは、多くの人気フランチャイズを保有しているUbisoftの強みと言えるだろう。

『ゴーストリコン ワイルドランズ』はPC/PlayStation 4/Xbox One向けに発売中。2018年4月に開幕したイヤー2運用では「Special Operations」と呼ばれる無料アップデートが計4回に渡り配信される予定で、アップデート毎にテーマの異なるミッション、アイテム、報酬、そしてコミュニティからの要望が多い新機能などが追加されていく。