『モンスターハンターワールド:アイスボーン』に約2年9か月ぶり唐突アプデ配信開始。細かい対応ながらもサポート続く

 

カプコンは10月17日、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の無料アップデート(Ver.15.20)の配信を開始した。本アップデートは、2021年1月に配信されたVer.15.11アップデートから実に約2年9か月ぶりのアップデートとなる。


『モンスターハンターワールド:アイスボーン』は『モンスターハンター:ワールド』の超大型追加コンテンツだ。2019年にリリース(PC版は翌年)され、以降2020年いっぱいまではコンテンツ追加を含む定期的なアップデートが配信されていた。しかし、同年12月4日の映画「モンスターハンター」とのコラボコンテンツなどの配信の後に、定期的なアップデートは鳴りを潜めることに。2021年1月の不具合修正以降は、『モンスターハンターライズ』といった新作サポートへの注力もあってか長らくアップデートが配信されることはなかった。

そうした中、約2年9か月ぶりのアップデートが突如として本作に向けて配信されることになった。Ver.15.20となる同パッチでは、設定できる表示言語に「ラテンアメリカスペイン語」が追加されたという。海外の言語対応ではあるものの、本作に新たなコンテンツが追加されたかたちとなる。


また、注目したいのは、本作PC(Steam)版の変化だ。Steamのタイトル情報非公式データベースSteamDBによれば、本作は本日のアップデート配信とともにSteam Deckにも本格対応。同機との互換性について一部最適化がされていない可能性がある「プレイ可能」から、「確認済み」へと対応度が増したようだ。国内向けパッチノートでは言及されていないものの、海外向けの本シリーズ公式Xアカウントも、この点について告知している。

本作はSteamにおける人気が高く、ピーク時は33万人以上の最大同時接続者数を数えた。現在でも連日ピーク時3万人を超えるSteamプレイヤーが本作を遊んでおり、この数字は新作『モンスターハンターライズ』Steam版を凌ぐ(SteamDB)。そうしたSteamユーザーからの高い人気もあり、約2年9か月という長き時を経て、Steam Deck本格対応が果たされたかたちだろう。

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』はPC(Steam) およびPS4/Xbox One向けに配信中だ。