PC版『ファイナルファンタジー15』自由にマップやクエストを作れる「レベルエディター」発表、Mod対応は今春予定

画像は配信をキャプチャしたもの

スクウェア・エニックスは、現在ボストンで開催されているPAX Eastにて『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION』の今後展開について公開した。すでにDLC展開について報じたが(関連記事)、その前に先月発売されたPC版についてもさまざまな展望が明かされていたので、その情報をお伝えする。内容はPAXのTwitchから確認可能。

まず明かされたのは「アバタークリエイション」と「ユーザートレジャー」。アバタークリエイションでは、プレイヤーが自身のアバターを作成し、主人公のノクティスと置き換えることができる。ノクトに負けない美青年として旅をすることも、きぐるみを着用しコミカルに冒険することも可能であるようだ。映像ではもうひとつの「ユーザートレジャー」では、ゲーム内の各所に毎日トレジャーが配置されアイテムが入手できるようになる。ほかのプレイヤーが見つけていないアイテムは、価値が高まっていくという。

画像は配信をキャプチャしたもの

Modについては、以前より公式がModツールを提供すると発表していたが、その公開時期が今春と明かされた。すでにチームは最終調整に入り、今春中に公開できるように取り組んでいるという。公開された開発画像の中にはAutodeskのモデリングソフトMayaによる作業画面も映し出されており、本格的な製作を目指す上でのサポートも充実していることをうかがわせる。

そして今回新たに発表されたのはレベルエディターだ。このレベルエディターは、『ファイナルファンタジー15』のコンテンツを自身で作ることをサポートするツールのようだ。マップやクエストの作成だけでなく、マップにオブジェクトや敵をゲーム内に直感的に配置できるようだ。映像では作中のシナリオにて対峙するロボットを操作したり、ノクトがゴルフをするシーンが映し出されおり、さまざまな遊びの拡張の可能性を感じさせる。このレベルエディターの開発にはやや時間を要するといい、リリースは2018年秋になるとのこと。

レベルエディターにてできること:
・オリジナルマップ作成
・簡易的なクエスト作成
・敵の配置
・アイテムの配置
■シークエンス作成
→イベントを開始させるトリガーボックス
→特定のキャラクターのモーションの割り当て
→カメラ操作
→簡易的なUI作成

すでにPC版『ファイナルファンタジー15』では、正式対応を待たずしてModが続々と生まれている(関連記事)。ユーザーの熱も高いが、Modの正式サポートだけでなくレベルエディターの提供によりさらに遊びの幅を広げようとする開発スタッフの熱も、それに劣らないものを感じさせる。正式サポート後は、どのようなModが生まれるのだろうか。拡張続く『ファイナルファンタジー15』本編だけでなく、ユーザー主導のコンテンツにも注目していきたい。