恐竜サバイバルアクション『ARK: Survival Evolved』Steamで正式リリース開始。開発元はアップデートの継続を約束


Studio Wildcardは8月30日、オープンワールド恐竜サバイバルアクションゲーム『ARK: Survival Evolved』をSteam(Windows/Mac/Linux)で正式リリースした。価格は6080円。海外で販売されているPlayStation 4/Xbox One版も、同じく正式リリースを迎えている。本作は2015年にSteamとXbox Oneで早期アクセス販売が開始され、翌年にはPS4向けにも発売し開発が進められてきた。

本作でプレイヤーは、恐竜などの古代生物やモンスターが生息する謎の島ARKでサバイバル生活を送る。狩りをしたり、資源とレシピを集めて武器や防具などのアイテムをクラフトしたり、あるいは家を建てたり作物を育てて食料を確保したりなど、厳しい環境で生き残るためにすべきことは多岐にわたる。また恐竜に対しては狩って食料・資源を入手するだけでなく、飼いならして繁殖させたり、鞍をつけて移動手段にすることもできる。本作ではフレンドと部族を組織することができ、飼育している恐竜を共有することも可能だ。

ARKでは地上だけでなく地下の洞窟や水の中に至るまで、探索すべき場所は広大だ。マルチプレイでは100人規模でのゲームプレイが可能で、PvEとPvPの公式サーバーが用意されるほか、プレイヤー独自のサーバーを立てることもできる。また、部族間での生き残りをかけたゲームモード「ARK: Survival of the Fittest」も用意されている。

今回の正式リリースにあたっては、これまでに追加されてきた要素に加えて、本作のストーリーをフルに体験できるようになる。ARKの中心部に隠された“ショッキングな謎”を解き明かすシングルプレイモードが追加され、サバイバルゲームでありながらエンディングも存在するという。そのほかパフォーマンスの改善やバグ修正などもおこなわれている。詳細は公式発表を参照いただきたい。

今回の正式リリース直後には、「2週間以内に購入され、使用時間が2時間未満」というSteamの返金ポリシーを満たしていないのに返金対応されたという報告が相次いだ。さまざまな憶測を生んだが、現在は修正されている

約2年間の早期アクセスを経て正式リリースを迎えた本作だが、Studio Wildcardはこれは次の段階への始まりに過ぎないとし、これからも定期的にアップデートを続けていくとしている。本作は、早期アクセス期間中に全プラットフォーム合わせて700万本超を売り上げる大ヒットとなっているが、プレイヤーからの不満も多くSteamのレビューでは好評が約10万件であるのに対して不評が約5万件にのぼる。同スタジオには引き続きそういった声に向き合っていくことも求められる。なお本作は、日本ではスパイク・チュンソフトからPS4版が10月26日に発売予定となっている。