SFストラテジー『All Walls Must Fall』Kickstarterキャンペーン目標達成。追加ゴールでは新キャラも


ドイツの開発会社「inbetweengames」によるSFストラテジー『All Walls Must Fall』がKickstarterキャンペーンでの初期目標資金額である1万5000ユーロ(約180万円)をクリアした。キャンペーン開始から5日間で1万6800ユーロを集めており、3月27日には追加のストレッチゴールが発表されている。

『All Walls Must Fall』は2089年ベルリンを舞台に、終わらない冷戦と、タイムパラドックスにより終わらない1日を送り続ける諜報員たちを描くSFストラテジーゲームである。プレイヤーはタイムトラベルの能力を備えた諜報員を操作し、時間を止め、ときには巻き戻しながら、自動生成されたベルリンのナイトクラブで戦いを繰り広げる。銃撃戦だけでなくステルス、ハッキング、交渉術も重要になってくる。

初期目標をクリアしたKickstarterキャンペーンでは、あらたなストレッチゴールが設けられている。2万ユーロを越えればサイバネティック・アームにより壁を破壊する新アビリティ、カバーシステムの強化(遮蔽物や通路の角に隠れながらの応戦、しゃがむコマンドの追加)、トイレやイスといった破壊可能オブジェクト、そしてJukio Kallio氏(『Nuclear Throne』『LUFTRAUSERS』『Bleed 2』など)による追加サウンドトラックが実装される。

7万ユーロに達すれば、西ベルリンを舞台にしたキャンペーンモードの第2章が、クローズド・アルファテストの段階でプレイ可能となる。同時に操作キャラクター「Alev」が追加される。トレイラーやスクリーンショットで紹介されている諜報員「Kai」が時間の巻き戻しといった「過去」を象徴するキャラクターであるのに対し、「Alev」は時が止まった世界で動きまわる「Freeze Time」や自らの残像と共に戦う「Split」といった「現在」を操る能力者である。

『All Walls Must Fall』の対象プラットフォームはPC/Mac/Linux。出資者向けのクローズド・アルファテストは5月にitch.ioにて実施され、9月にはSteamでの早期アクセス販売の開始を予定している。SteamのGreenlightプログラムにも登録済みである。