生物が進化や退化する島を生き抜くオープンワールドRPG『Pine』のKickstarterキャンペーンがスタート

 

オランダのデベロッパーTwirlboundは、『Pine』のKickstarterキャンペーンを開始した。目標額は10万ユーロとなっている。15ユーロ以上投資すればゲーム本体が手に入る。

『Pine』は以前弊誌でも紹介したオープンワールドRPGだ(紹介記事)。『Pine』の舞台となるのは広大な島「Albamare」。Albamareには人間以外にもさまざまな種族が生息している。Hueと呼ばれる人間の種族は食物連鎖の頂点に立つことができず、住む場所を追われる生活を強いられていた。主人公はHueの生き残りとして、島の謎を探り人にとって住みやすい環境を作るべく奮闘する。

『Pine』の特徴は、Albamareに生息する他の種族が進化、もしくは退化するという点だ。プレイヤーの行動によって、またはプレイヤーが関わらない場面でも生物が変化していく。たとえば、プレイヤーと戦闘を繰り返す種族は進化していき、プレイヤーが食料を頻繁に盗み取れば、食べるものを失った種族は退化していく。生態変化はピラミッド型の4レベルに分かれており、多くの種族は平凡かつ容易に倒すことができるが、強靭な体力を誇る賢い敵も一定存在している。そういった敵にどう働きかけるかもプレイヤー次第。彼らの文化に似せた衣装を着て近付き取り入ってもいいし、徹底的に抗戦してもいいだろう。

ゲームのストーリー自体はある程度リニア型になっているが、シナリオの進行順序はプレイヤーの行動によって変化するという。人間の生き残る道を探すという目的を達成するために、広大なフィールドやダンジョンを探索していこう。

Kickstarterキャンペーンは開始から2日が経過し、すでに目標額の30%を達成する好調な出足を見せている。12万5000ユーロのストレッチゴールに到達すれば「アリーナ」が追加される。将来的にはPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switchでの展開も視野に入れているとのことだ。


国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)