マップをハックして組み替えるサイバーパンク2Dアクション『Interference』

毎週 Kickstarter や Steam Greenlight などから未来のインディーゲームプロジェクトを紹介していく「Indie of the Week(IotW)」。第7回目となる今回はサイバーパンクな世界観をテーマにした 2D アクション『Interference』をご紹介します。

開発を担当するのは『Modern Combat 3』や『Dungeon Hunter 3』といったスマートフォン向けゲームにてグラフィックデザインを担当した Anthony Beyer 氏、28歳。現在『Interference』は Steam Greenlight にて Steam での配信を目指しているほか、Indiegogo では開発資金2万5千ユーロの獲得を目指しクラウドファンディングキャンペーンを実施中です。

 

 

 

『Interference』は近未来都市 Arachnopolis を舞台ににした 2D ステルスアクションゲーム。プレイヤーは地域一帯を停電させたという無実の罪を被せられた主人公となり、警察から逃れるためサイバーテロリスト集 団”Interferers”に接触することとなります。

ここ最近 2D のステルスアクションは密かに賑わっているジャンルです。Klei Entertainment の『Mark of the Ninja』に始まり、『Gunpoint』や『Stealth Bastard Deluxe』などクオリティの高い作品が立て続けに登場しています。そんな中で『Interference』は、巡回中の警備ロボや防犯用レーザービー ムなどを避けて進んでいくオーソドックスなステルスジャンプアクションに加え、マップを自由自在に組み替えてしまう「Glitcher」という装置を利用 した独自のパズル要素が組み込まれています。

この「Glitcher」とはプレイヤーが特定のポイントにあるネットワークターミナルに接続すると、絵合わせパズルのような感覚で一定範囲のマッ プを組み替えることができるという代物。スクウェアで区切られたマップをライン毎にスライドさせ、例えば足場を移動して高所へと登るような簡単な部類から 始まり、防犯レーザービームを壁で遮ったり、邪魔な警備ロボを遠方にやるといった様々なアクションを取ることが可能となります。

10月に紹介した『PICO』と先週取り上げた『Dwarven Delve』と「IotW」ではマップの構造を変化させるというデザインのゲームを続けて紹介していますが、『Interference』の「Glitcher」も同様にダイナミックさを保ちつつパズルを解いていく楽しさを融合させたメカニックとなっています。

 

 

なお「Glitcher」を使用したパズルでは操作キャラクターがいるラインをスライドさせることは不可能。画像のように敵兵が足場を闊歩していたり、足場の壁面に赤いトラップが仕掛けられている場合もあり、一筋縄ではいきません
なお「Glitcher」を使用したパズルでは操作キャラクターがいるラインをスライドさせることは不可能。画像のように敵兵が足場を闊歩していたり、足場の壁面に赤いトラップが仕掛けられている場合もあり、一筋縄ではいきません

 

ゲームプレイ面以外ではビジュアルやサウンドトラックも素晴らしい出来栄えであることがトレイラーから垣間見えます。元グラフィックデザイナー、コ ンセプトアーティスト、3D アーティストでもある Anthony Beyer 氏が手がけるダークで退廃的な風景や、コンポーザーの Music VortexRyan Ike 氏がてがけるサイバーパンク全開のトラックが本作の魅力を底上げしていると言えるでしょう。

2Dステルスアクションゲーム『Interference』は太平洋時間12月11日までIndiegogoにてクラウドファンディングキャンペーンを実施予定。公式サイトでは体験版も配信されているため興味を持ったユーザーはぜひ一度プレイしてみましょう。

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Shuji Ishimoto
初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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