縦横無尽に動きまわり、むらがる敵をぶちのめせ。超高速2Dローグライクアクション『Ruin of the Reckless』が開発中


発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第291回目は『Ruin of the Reckless』を紹介する。

『Ruin of the Reckless』は2Dのローグライクアクションゲームだ。ランダム生成されるダンジョンの探索と、スピーディーな近接戦闘をメインに多数の敵と交戦しながら先に進んでいくゲームデザインが特徴。縦横無尽に飛び回りながら敵を攪乱したり、高速移動で攻撃を回避しながら、様々なアビリティによる強烈な一発を叩きこんでいくゲームプレイを魅力としている。先日Kickstarterで1万ドルの目標額を達成したプロジェクトでもある。

有史以来から存在しているという高き塔。そこは命知らずの冒険者の魂を吸い続ける場所だった。主人公の冒険者Stargroveは、この謎に満ちた塔の頂上を目指していく。プレイヤーはStargroveを操作し、ランダムに姿を変える各階を踏破していくのだ。

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Kickstarterのサムネイルでも大きくフィーチャーされている巨大なアームパンチが、敵を豪快にぶちのめす!

操作キャラクターのアクションは多様だ。武器をふたつまで持つことができ、巨大化した拳で殴りつけるような近接攻撃を主としたウェポンや、一気に駆け抜けながら敵を一掃してしまうウェポンなどが存在。豪快さと爽快感のあるアクションが楽しめる。さらにスピーディーなゲームプレイを可能にしているのがブーツ装備である。ダッシュして敵の攻撃を回避したり、塔の中を素早く移動したりできるのはもちろん、装備によってはダッシュの距離が変化したり、ボールのように跳ね回るジャンプが可能になったりする。

膨大な数の剣が空から降りそそぐ魔法で敵を一掃する
膨大な数の剣が空から降りそそぐ魔法で敵を一掃する

魔導書を手に入れられれば、一気に敵を殲滅するチャンスになる。巨大な火球を一直線に放ち焼き尽くす魔法や、敵の頭上から膨大な数の剣を突き刺す魔法などが用意されており、シューティングゲームにおけるボムのようにピンチのときが使いどころになるだろう。

そのほかにも『Ruin of the Reckless』では、キャラクターの成長要素やフレンドと協力して塔の攻略が出来るCo-opモードなども用意される予定だ。

中ボスのような身なりの店主が営むお店では、さまざまなアイテムを購入できる。
中ボスのような身なりの店主が営むお店では、さまざまなアイテムを購入できる。

デベロッパーのFaux-Operative Gamesが本作で目指したのは、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』といった16ビット時代のビデオゲームを最新グラフィックスにアップデートしたようなコンセプトだという。

近年、2Dローグライクアクションではさまざまなタイプの作品がリリースされているが、本作のようなキーボードでキャラを操りマウスで狙いをつけるツインスティックシュータータイプには優れたものが多い。多数のモンスターが様々な能力と重火器を使う『Nuclear Throne』や、膨大に放たれる弾を避ける『Enter the Gungeon』、銃撃戦をメインにしながらもマップに埋められた宝を見つけ出す『Relic Hunters Zero』など。『Ruin of the Reckless』はこれらの作品と比較すると、多彩なアクションとスピーディーなテンポによる爽快感を特徴にしている。

『Ruin of the Reckless』は現在Steam Greenlightに登録されている。ハイスピードかつ派手なアクションの魅力を、ぜひチェックしてほしい。