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ネットマーブルは7月7日、「シャンフロの日」を記念した特別番組「シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ シャンフロの日2026」にて、新作ゲーム『シャングリラ・フロンティア ~七つの最強種~』(以下、シャンナナ)の最新情報を公開予定。あわせて、Webブラウザ上で誰でもプレイできるミニゲーム『目指せ!セカンディル』が公開された。筆者は“ブラウザミニゲームの先行プレイ”の機会をいただいたので、『目指せ!セカンディル』の壮絶な内容を紹介していこう。なお本稿でのプレイ環境は開発中のビルドである点には留意されたい。

『シャンナナ』は、硬梨菜氏による小説を原作とし、不二涼介氏によるコミカライズ版も展開されている「シャングリラ・フロンティア」を題材とした基本プレイ無料の新作ゲームだ。対応プラットフォームはiOS/Android/PCで、年内配信予定。本作は「シャングリラ・フロンティア」でも重要な存在である“七つの最強種”との戦いを中心に、キャラクターやNPCとの交流、2体のキャラクターを切り替えながら戦うバトルなどが用意されている。「片手でも遊びやすい操作性」を掲げている点からも、原作のスケール感を再現しつつ、スマートフォン向けゲームとしての手軽さや遊びやすさを意識した作品になるのだろう。

そして7月7日の「シャンフロの日」には、特別番組「シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ シャンフロの日2026」が配信される。番組では『シャンナナ』の最新情報が公開されるほか、それにあわせてWebブラウザ上で誰でもプレイできるミニゲーム『目指せ!セカンディル』も公開されている。

弊誌はこの度、ミニゲーム『目指せ!セカンディル』を先行プレイする機会に恵まれた。先に白状しておくと、筆者はこのゲームをクリアできていない。にもかかわらず、プレイ後に残ったのは「やっぱりゲームっておもしろい」という高揚感だった。何度も同じ穴に落ち、同じトラップに引っかかり、キーボードの配置にまで文句を言いながら、それでも「次こそは」と再挑戦している自分がいたのだ。“クソゲー”を愛するサンラクの物語にちなんで用意されたミニゲームとして、『目指せ!セカンディル』は理不尽さと、それを乗り越えたときの快感を再現している。つまり、よくできたクソゲーなのだ。

『目指せ!セカンディル』は、猛毒状態になったサンラクを操作し、HPが尽きる前に隣町「セカンディル」を目指す2Dアクションゲームだ。画面左上にはHPが表示されており、時間経過とともにじわじわ減少していく。道中に登場する敵やギミックを避けつつ、落下にも気を配りながら先へ進んでいく流れだ。操作はZキーとXキーで左右移動、Shiftキーでジャンプ。二段ジャンプにも対応している。このように操作自体はかなりシンプルで、2頭身のサンラクがトコトコと進んでいく画面には、緩さすら感じられる。実際、プレイ開始直後の落とし穴は容易にジャンプで回避し、原作にも登場したゴブリンも踏みつけて難なく撃破した。なるほど、これは手軽に遊べる低難易度のゲームなのだろう。普段からそれなりに高難易度ゲームを遊んでいる身としては、息抜きにちょうどいいかもしれない。そう思っていた。このときまでは。


あらゆる壁が立ちはだかる

そうして次の落とし穴をジャンプで悠々と回避した……と思いきや、何もないはずの空間に突如ブロックが出現。壁のようにたちふさがるブロックによりジャンプを阻まれた筆者は、そのまま奈落へ落ちていった。そう、初見殺しである。しかもかなり原始的で、かなり腹が立つタイプの初見殺しだ。ここでようやく理解した。本作はキャンペーン用のミニゲームでありながら、プレイヤーを気持ちよく走らせる気は毛頭ない。むしろ、プレイヤーの心を折りにくる“鬼畜難易度”の2Dアクションゲームなのだ、と。

とはいえ、一度仕組みがわかってしまえば対処のしようはある。見えないブロックの位置を覚え、二段ジャンプのタイミングを少しずらせばいい。そう考えて再挑戦するのだが、ここでじわじわと効いてくるのが操作方法である。前述の通り、本作の移動はZキーとXキー、ジャンプはShiftキー。つまり普通にプレイするなら、左手の3本指で3つのキーをさばくことになる。たしかに『シャンナナ』と同じく、片手で遊べることを意識した操作体系だ。だが片手で鬼畜難易度の2Dアクションを遊ぶことになれば話は変わってくる。さらにキー同士は隣り合っているため、焦っていると自分がどのキーを押しているのか分からなくなってくる。そこに二段ジャンプまで絡んでくると、やっていることはほぼ脳トレだ。プレイ中は何度も「移動は矢印キー、ジャンプはZキーにしてくれ……」と、切なる想いを抱いた。


成功の秘訣は柔軟性

あまりにも突破できないため、ここで操作スタイルの見直しに入る。キーボードをデスクの右側に寄せ、右手でZ/Xキー、左手でShiftキーを押すという、結局両手でプレイする戦略をとることにした。前代未聞のミニマムな構えである。このスタイルが劇的に功を奏した……と言いたいところだが、相変わらずブロックに弾かれ、奈落へ落ち、毒でHPを削られながら、死亡回数だけが順調に増えていく。気がつけば、序盤の同じ場所で10回、20回とゲームオーバーを重ねていた。そしてようやく、筆者は見えないブロックを正面から越えようとしていたこと自体が間違いだったと気づく。必要だったのは、精密な二段ジャンプではなく、隠された足場の存在を疑うことだったのだ。試しに手前付近で落ちてみたところ、足元にブロックが出現した。そこから飛べば、あれだけ苦しめられた場所をあっさり越えられる。真面目にジャンプのタイミングを測り続けていた自分がなんだかすごく恥ずかしい。


ゲームで人間の業を見る

ようやく最初の難所を突破し、少しだけ肩の力が抜けた。あれだけ苦しめられた場所を越えたのだから、さすがにしばらくは気持ちよく走らせてくれるだろう。そんな淡い期待を抱いた筆者の前に、今度は二段ジャンプでも越えられない大きめの穴が現れる。穴の中央には小さな足場があり、そこを中継して向こう岸へ渡る構造のようだ。ここまで散々やられてきたとはいえ、やること自体はわかりやすい。小さな足場に着地し、タイミングを見て二段ジャンプで先へ進めばいい。そう思って足を踏み出した瞬間、足場が消えた。なるほどなるほど、よくわかりました。開発陣には人の心がないようだ。見えないブロックで跳ね返された次は、見えている床を信用したこちらが悪いと言わんばかりの消える足場。「クソゲー!」と叫びキーボードを放り投げる寸前でなんとか踏みとどまり、再トライを重ねていく。

消える足場に何度か落とされた末、どうにか先へ進むと今度は原作でも初見殺しとして知られるヴォーパルバニーをはじめ、さまざまなモンスターが現れ始める。序盤の見えないブロックだけでも十分に意地が悪かったのに、ここからはギミックの物量で押してくるわけだ。厄介なのは、これらの仕掛けをひとつずつ冷静に観察する余裕がないことだろう。本作は常にHPが減り続けているため、立ち止まって敵の動きやタイミングを見極める、という王道の攻略法が取りづらい。結果として、よくわからないまま飛び込み、よくわからないまま吹き飛ばされ、よくわからないまま落ちる。このあたりで、筆者の心は折れかけていた。

追い打ちをかけるように、BGMはやたらノリノリである。ドラムとキーボードが前に出たスピード感のあるサウンドで、普通に聴けばテンションも上がるのだろう。しかし、こちらはヴォーパルバニーになぶられている真っ最中だ。その疾走感は、だんだん「頑張れ」ではなく「早くしろよ」と急かされているように聞こえはじめ、作曲者には申し訳ないと思いつつ途中でBGMをオフにした。シンプルにいやな気持ちになるからである。

そして何度目かのゲームオーバー画面で、表示されたゲームクリア率を見た。結果は0%。いい加減にしてくれ。ここまで来ても、ゲーム側の判定ではまだ入口付近をうろついているに過ぎないのか。あれだけ死んで、あれだけ指を酷使して0%。ただ、不思議なことに、それで完全に嫌になったわけではなかった。むしろ、あの見えないブロックを突破した瞬間や、敵を回避した瞬間の気持ちよさが残っている。進めた距離はわずかでも、「できなかったことができるようになった」感覚だけは、たしかにあったのだ。


サンラクが愛する“クソゲー”の快感がここに

たぶん、本作の面白さはここにあるのだろう。快適にプレイして、気持ちよくクリアできるタイプのミニゲームではない。むしろ、理不尽な仕掛けに引っかかり、操作に悪態をつき、何度も同じ場所で倒れながら、少しずつ歩を進めていくゲームだ。遊んでいる最中は腹が立つ。それは間違いない。だが、ほんの少しでも前に進めた瞬間、その苛立ちは一瞬だけ確かな達成感に変わるのだ。思えば、『シャングリラ・フロンティア』の主人公サンラクは、そうした理不尽さすら攻略対象として楽しむクソゲーハンターである。だとすれば『目指せ!セカンディル』は、サンラクが魅了されている“クソゲー”の快感を、プレイヤーにも少しだけ味わわせるために用意されたミニゲームなのだろう。そうに違いない。そうでなければ、ここまで意地の悪い仕掛けを詰め込む理由が説明できない。誰か、そうだと言ってくれ。

『目指せ!セカンディル』は、7月7日よりWebブラウザ上でプレイ可能だ。なおプレイ記録をXにて「#目指せセカンディル」とともにポストすることで、S.H.Figuarts サンラクや、iPhone 17 256GBが当たるキャンペーンにも参加できる。腕に覚えのある読者は、ぜひ一度挑戦してみてほしい。

なおゲームを終えて担当者に訊いたところ、本作のクリア率は「個人の進捗ではなく全体のプレイ人数におけるクリア率だった」という。もしかすると、筆者はクリア目前まで進めていたのだろうか……?本作にクリア者が現れ、もう一度チャレンジする気力が湧いてきたら、確かめてみるつもりだ。

シャングリラ・フロンティア ~七つの最強種~』はiOS/Android/PC向けに基本プレイ無料で年内配信予定。『目指せ!セカンディル』はWebブラウザ上で公開されている。

・WEBゲーム『目指せ!セカンディル』のURL
https://shangfro7c.netmarble.jp/event/secondil

・『シャングリラ・フロンティア~七つの最強種~』公式X
https://twitter.com/ShanFro_nana

・『シャングリラ・フロンティア~七つの最強種~』公式ティザーサイト
https://shangfro7c.netmarble.com

・『シャングリラ・フロンティア~七つの最強種~』公式YouTube
https://www.youtube.com/@ShanFro_nana

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