ソニーはPlayStation 4向けVRヘッドセット「PlayStation VR(以下、PS VR)」のリリースを2016年上期に予定している。現時点で『EVE: Valkyrie』や『Get Even』といったタイトルが「PS VR」への対応を明らかにしているが、新たにホラーゲーム『Until Dawn』のDLCが「PS VR」向けになるのではないかという情報が海外メディアDestructoidにて報じられている。「PS VR」の対応が発表されているなかでは、初のホラーゲームとなりそうだ。
これは海外メディアDestructoidへと送られた1通のタレコミメールが元となった情報で、後にDestructoidは別の関係者からも情報が正しいことを確認したと伝えている。情報提供者によれば、現在ソニーは英国内にてマーケティングテストを実施しており、そのなかで『Until Dawn』のDLC「Rush Blood」が確認されたのだという。
その内容は三人称視点のインタラクティブドラマだった本編とは打って変わり、一人称視点の“レールシューター”だと伝えられている。情報提供者は、炭鉱のトロッコに乗って進む20分間のシーンを2回、それぞれDualShock 4とPlayStation Moveにてプレイした。“本編終盤に登場する敵”や、ゲーム中に登場する霊的な存在が目の前に出現したという。若干のビックリシーン(Jump Scare)も存在したそうだ。
※『Until Dawn』のトレイラーです。
本家のTPSに対しガンシューティング化されたスピンオフ『Dead Space: Extraction』や、敵キャラクターを一人称視点で捜査する『サイコブレイク』のDLC「ザ・エクセキューショナー」など、ホラーゲームが一人称視点化されスピンオフとして展開されることは少なくない。『Until Dawn』には、三人称視点のQTEではあるものの銃で敵を撃ち倒すシーンが存在しており、それほど違和感も感じないところだろう。
なお海外メディアDestructoidはリーク情報に強いメディアではないが、開発元のSupermassive Gamesは先日より様々なメディアや海外フォーラムなどで次回作の開発に取り組んでいることを明らかにしている。その次回作の前に現在進行中のプロジェクトがあると語っており、これが「Rush Blood」であれば確かに話の筋は通ることになる。