娯楽としてだけではなく文化としてのゲームを知り、広めていきたい。ジャンル問わず死にゲー、マゾゲー大好き。
『崩壊:スターレイル』が、ターン制コマンドバトルでなければならなかった理由。『原神』とはそっくりでも、与えられた使命は大きく違う
『原神』と『崩壊:スターレイル』、両者の姿と作品の核はまるで双子のように似通っている。なぜ、すでに人気を獲得している作品と中身がそっくりなゲームをHoYoverseからもう1本出す必要があったのか。考えていこう。
『Wo Long: Fallen Dynasty』レビュー。Team NINJAによる新たな挑戦は一見の価値あり
ソウルライクというジャンルの発生から『仁王』が生まれ、さらにはSekiro-likeという言葉が発生して久しい。『Wo Long: Fallen Dynasty(ウォーロン フォールン ダイナスティ)』もまた、この流れを組む作品ではあるが、それは模倣ではなく、継承であり、独自の体験にまで昇華されている。
『ワイルドハーツ』レビュー。EA x コエテクの狩りゲーは、荒々しい輝きを放つ「原石」
『WILD HEARTS(ワイルドハーツ)』レビュー。『ワイルドハーツ』は、懐かしさと新しさを組み合わせることによって唯一無二の輝きを放つハンティングアクションゲームとなっている。しかしその姿は磨き残しが多く、掘り出したばかりの原石という評価が似合う。
『ファイアーエムブレム エンゲージ』レビュー。万人受けしないジャンルを大衆に届ける難しさ
『ファイアーエムブレム エンゲージ』は、万人受けしないSRPGというジャンルを万人受けさせるという使命を帯びて生まれた作品だ。達成率については半々に落ち着いてしまったが、彼の姿勢には長期間にわたるシリーズ継続について、考えさせられるものがある。
機械仕掛けのソ連FPS『Atomic Heart』先行プレイ感想。6年越しにベールを脱いだ注目作は、タガの外れたハードコアな仕上がり
『Atomic Heart』先行プレイ感想。『Atomic Heart』は、タガを外すような独自のチューンナップが施された体験は非常に心躍るものであった。
『マーベル ミッドナイト・サンズ』開発者インタビュー。ヒーロー×シミュレーションを成立させるための工夫や制作意図を聞いた
マーベル・ユニバースを原作に据えたシミュレーションRPG『マーベル ミッドナイト・サンズ』が12月2日に発売予定だ。なぜこの企画が実現したのか。Firaxis Games・クリエイティブディレクターのJake Solomon氏に制作意図を聞いた。
マーベルのSRPG『マーベル ミッドナイト・サンズ』は「多ジャンル要素が山盛りかつ完全融合」した異色作だった。ヒーロー×カード×SLG×ADV=唯一無二
『マーベル ミッドナイト・サンズ』の魅力を紹介。ヒーロー×カード×SLG×ADV=唯一無二のゲーム。それが『マーベル ミッドナイト・サンズ』である。
『マーベル ミッドナイト・サンズ』先行プレイ感想。スーパーヒーローとカードゲームとシミュレーションの融合は興味の尽きないオリジナリティを生んだ
『マーベル ミッドナイト・サンズ』は、オリジナリティを生み出しながら、シミュレーションゲームに付き物であるとっつきにくさも解消している。序盤を先行してプレイする機会に恵まれたため、内容の紹介および、インプレッションを提示していこう。
『ポケモン スカーレット・バイオレット』先行プレイ感想。オープンワールドとフリーシナリオの導入で「あなた」だけの冒険を実現する
11月18日に、現代を舞台にしたシリーズ最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が発売される。本作の一部を先行してプレイする機会に恵まれたため、作品の内容を含めて紹介していきたいと思う。
『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』レビュー。思春期の息子と神々の黄昏、新たな神話は続編に相応しい造形美を誇る
稀代の傑作という評価を受けた『ゴッド・オブ・ウォー』の続編として登場した『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は、現代に語られるべき神話として相応しい作品に仕上がっている。血塗られた復讐譚から始まった神殺しの伝説は今や、恐ろしく困難な現実に傷ついた私達の心を包む、温かな毛布となった。
ダーク三國死にゲー『Wo Long: Fallen Dynasty』プロデューサーインタビュー。『仁王』ではない「本作ならでは」の戦闘の醍醐味とは
『Wo Long: Fallen Dynasty』プロデューサー安田文彦氏・山際眞晃氏TGS2022インタビュー。『Wo Long: Fallen Dynasty』の試遊版・体験版のプレイレポートもお届けする。
「サイバーパンク エッジランナーズ」プロデューサーインタビュー。ぶつかり合いを重ね生まれた日本のアニメ会社とポーランドのゲーム会社による合作を結びつけたもの
『サイバーパンク2077』をベースにしたアニメーション作品「サイバーパンク エッジランナーズ」。なぜこの企画が実現したのか。CD PROJEKT REDとトリガーという2社をどのようにして結び付けたのか。本作のプロデューサー二人、本間覚氏とエルダー爽氏に「サイバーパンク エッジランナーズ」の制作過程を聞いた。
「サイバーパンク エッジランナーズ」レビュー。トリガーとCD PROJEKT REDがぶつかってスパーク。唯一無二の化学変化を起こした作品
「サイバーパンク エッジランナーズ」は『サイバーパンク2077』の派生作品として素晴らしいクオリティを誇る作品であった。他人のリプレイではなく、ナイトシティにおける歴史の一幕として、忘れ得ぬ感動をもたらしてくれるアニメーションである。「サイバーパンク エッジランナーズ」は、Netflixにて9月13日より配信。
フランス革命アクションRPG『スチールライジング』レビュー。調整の甘さですべてを台無しにした、優しすぎるソウルライク
『スチールライジング(Steelrising)』レビュー。出来が良くないゲームと一口に言ってもその実態にはさまざまなものがある。中でも『スチールライジング』は高すぎる理想に対し、予算や開発力が追いついていない典型例である。本作はレベルデザインやナラティヴデザインといった、根本的な部分の調整を怠った結果、何もかもが台無しになった作品である。
『魔界戦記ディスガイア7』で、過去作から取り入れたものとか変えたものとは何か。発表記者会見で語られた言葉
日本一ソフトウェアは8月23日、『魔界戦記ディスガイア7』を発表した。この発表に先立ち、新情報を発表する記者会見が都内某所の和を意識した施設にておこなわれた。本稿ではその模様をお届けする。
『ゼノブレイド3』レビュー。集大成にして最高傑作。忘れ得ぬ体験を与えてくれる、モノリスソフト12年の結晶(ネタバレあり)
シリーズ初作『ゼノブレイド』の発売から12年。モノリスソフトが積み上げた技術、想いはここに結実する。任天堂の子会社として、数々の作品制作に協力する中で培ったものがすべて詰まっていると言っても過言ではない。集大成にして最高傑作。『ゼノブレイド3』にはこの評価が相応しい。
『Stray』レビュー。猫になることで見えてくる、異種族とのつながりの尊さ
猫ADVゲーム『Stray』は、プレイヤーを「猫」という人間以外の種族に変換することによって、私たちの普段を異なる視点で描くのみならず、種の違いが何を意味するのか、異なる種族同士が結ぶ関係性について、丁寧にはっきりと描くことに成功している。
『モンスターハンターライズ:サンブレイク』レビュー。「追加コンテンツ」としては極めて真っ当な仕上がり
『モンスターハンターライズ:サンブレイク』は、『モンスターハンターライズ』と同様、「手軽さ」を中心に据えた取り組みがゲーム内になされており、『ライズ』の体験を引き伸ばす追加要素としては極めて高い品質を誇っている。一方で、『サンブレイク』ならではの体験を感じる機会に乏しかった。
『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』レビュー。続編にふさわしい貫禄を備えた、令和4年に語られるべき刑事サスペンス
続編らしい進化を遂げたゲームシステムと、前作に引き続き高い品質を誇るシナリオ。シリーズ第2作目として発売された『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』は、その形を以前より少しずつ変えながら、自らに与えられた責務を見事まっとうし、令和4年に語られるべき物語として成立している。
『ハースストーン』開発者メディア合同インタビュー。「殺人事件」というテーマや、久々登場の新カードタイプについて聞いてみた
Blizzard Entertainmentは6月28日、デジタルカードゲーム『ハースストーン』の新拡張版「ナスリア城殺人事件」を発表した。今回は新拡張について、開発インタビューを実施。その内容をお届けする。
ダーク三國死にゲー『Wo Long: Fallen Dynasty』Team NINJA 安田文彦氏&山際眞晃氏インタビュー。『Bloodborne』Pが『仁王』チームの新作づくりにもたらす影響
Team NINJAが開発中の『Wo Long: Fallen Dynasty』。弊誌は本作の開発を務める安田文彦氏と、山際眞晃氏の両名に対し、『Wo Long: Fallen Dynasty』開発への思いや作品コンセプトに関する部分についてインタビューを敢行する運びとなった。
『Card Shark』レビュー。薄味脳トレ問題集になってしまったイカサマシミュレーター
『Card Shark』は、さながら「イカサマシミュレーター」と呼ぶべきゲームではあるが、残念ながら、高い理想に対し手段が伴っていない。本来ファンタジックなパフォーマンスであるイカサマに、リアルな要素(18世紀フランスの社会を意識したストーリー)を組み込むため、シミュレーションゲームのデザインを採用した結果、全体的な魅力が損なわれてしまっている。無味乾燥とはいかずとも、無難な内容に落ち着いてしまった。