ノーロックオン・高旋回高速バトルの個人制作ハイスピードメカアクション『PROJECT SIX』プレイレポート【デジゲー博 2018】

東京・秋葉原にて開催された同人・インディーゲームの祭典「デジゲー博 2018」。本稿ではイベント当日に試遊出展されていたハイスピードメカアクションゲーム『PROJECT SIX(仮)』(プロジェクトシックス)を紹介する。本作は作者である「するめまんじゅう」氏(Twitterアカウント)がほぼ単身で、CGデザイナーとしての本職の傍らPC向けに開発を進めている個人制作プロジェクト。「『アーマード・コア』の新作が出ない?なら自分で作ってしまおう」という想いから開発が始まったという。そう言われると、『PROJECT SIX』という仮タイトルも聞く人によっては意味深に聞こえてくるかもしれない。

プレイヤーは二足歩行型の機動兵器イカルスに搭乗し、ドローンのような自律武装兵器や、AI操作のイカルスとの高速戦闘に挑む。世界観設定としては、古代遺跡で発掘された失われし技術の復元を目指し、人々がイカルスの力を借りて自律武装兵器に守られた古代遺跡の探索を進めているという流れになっている。

本作は三人称視点操作のメカアクションであり、基本はロックオン無し。ゲームパッド使用時のみ、軽度のオートエイムが適用される。また追尾ミサイルに関しては、敵機を画面中央に捉えることで追尾設定完了となる。ロックオンがないかわりに機体の旋回機能は高く設定されており、ブーストダッシュ、ブーストジャンプ、急加速といった移動手段も一通り揃っている。また銃の発射レート・装弾数は多めで、無駄弾を流す余裕は残されている。

デジゲー博での試遊出展および同イベントで配布されていた体験版をプレイした限りでは、残弾数管理や旋回面でのストレスを感じさせず、機体操縦の腕前とエイム力の二点に焦点を当てた、挑戦しがいのある難易度になっていた。操作感に関しては、現時点ではキーボード/マウスおよびゲームパッドのどちらで遊んでも爽快感を味わえるチューニング具合であった。とくにキーボード/マウスでは旋回機能の高さを存分に活かせる点で、より本作の特色を味わえるのではないだろうか。

試遊できた体験版に実装されているのは、ウェーブ形式で襲い掛かってくる敵機をせん滅していくミッションモードと、AI操作のイカルスと1対1で戦うアリーナモード。前者は時間内に可能な限り多くの敵機を撃破する自律兵器駆除ミッションと、6ウェーブせん滅を目指すデジゲー博2018のデモミッションがあり、スコア/タイムにより自分の腕前を試すことが可能。後者のアリーナモードでは、近距離戦型機体、中距離戦型機体、高火力高機動力機体など、それぞれ特徴の異なるイカルスと1対1の戦闘に挑むことができる。作者である「するめまんじゅう」氏自身も油断すると負けてしまうという、高難度なバトルを味わえる。何度も反復することで、安定して勝つための攻略方法を見出していくのだ。

個人制作として本業の傍ら開発を進めていることもあり、本作の完成はまだまだ先。マップも現時点では砂漠地帯と市街地の2種類のみとなっている。ただデジゲー博で販売されていた体験版では、すでに自機イカルスの武装・フレームパーツ・カラーのカスタマイズ機能の一部が実装されていた。右手・左手にはガトリングガン・ライフル・ショットガン・アサルトライフルなど。右肩・左肩には中型ミサイル・小型ミサイル・グレネードキャノンを搭載でき、好みにあわせて組み合わせを変えられる。現状の武器スロットは4つで、フレアといった補助武装の追加も検討されている。

頭部・胴体・腕・脚などのパーツのカスタマイズ性も拡充されていく予定であり、将来的にはパーツを組み替えてオリジナルのイカルスを作り出せるようにすることが目標だという。機体のカスタマイズ性のほか、自機・敵機ともに破壊時にはバラバラになり爆発する演出が組み込まれていたり、ミッションクリア後にはさまざまなカメラアングルから自動操縦中の機体をウォッチングできたりと、メカをめでてほしいという想いが根底にあると感じさせてくれる要素が、随所から確認できる。

個人制作プロジェクトとして開発が進められているハイスピードメカアクションゲーム『PROJECT SIX』。先述したように完成までの道のりは遠いが、確かな手ごたえを感じさせる一作であった。

ニュース

Indie Pick

インタビュー

レビュー・インプレ

Devlog