『ライザのアトリエ』の出来がとにかく良い。Apple Arcadeはとにかくお得。VRはとにかく頑張ってほしい。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。202回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。202回目です。

 

ゲーム機がまたひとつ増えた

今週はiPadOSが配信されたため、ようやくApple Arcadeを試すことができました。モバイル向けらしいゲームが多いものの、PC/コンソールでも通用する作品も多く、実際マルチで販売されているものも。大抵のインディーゲームが2000円前後であることを考えると、月額600円はかなりお得。今後どのようなゲームが追加されるのか次第ではありますが。個別販売されないとなると、お気に入りの作品とは別に、新作にもコンスタントに手を出したくなる展開が望ましいところ。

まずプレイしたのは『シャンティ』の最新作。ビジュアルは前作とほぼ同じですが、カワイイから良し。基本的なゲーム性もおなじみのもの。一方、新たなハーフジーニーが登場し、多様な能力を付加するモンスターカードなどの新要素も。ゲームパッドでプレイすると、もはやコンソールと変わらないゲーム体験で、もうこれだけで元を取った気分です。まだ無料期間中ですが。
by Taijiro Yamanaka

 

やっぱりVRすごい

最近はPCゲームばかりプレイしており、コンソール機器で遊ぶことがめっきり減ってしまいました。そんななか、半年ぶりくらいに2年前に購入したPSVRを起動することに。前にドハマりしていた『Firewall Zero Hour』というVRのオンラインFPSをプレイしました。まず思ったのが“やっぱり”VRってすごい。やっぱりを強調しているのには理由がありまして。

まず、初めてVR体験をした際は誰もが驚くはずです。思ってたのと全然違うと(いい意味で)。それぐらい初回のインパクトは凄まじい。そして、しばらく遊ぶうちに体験自体には慣れてしまい、コンテンツ側に魅力を求めるようになります。ところが現状、PSVRのソフトラインナップの充実具合は今ひとつ。こうしてVRはほこりをかぶることになるのです(少なくとも私は)。でも久しぶりにプレイすると、また体験自体に新鮮さを覚えるので“やっぱり”すごいと思える。これがやっぱりのからくりです。とは言っても『Firewall Zero Hour』は非常に質が高く、長く遊べるVRゲームのひとつだと思います。

毎年VR元年と宣伝されているようなVR業界ですが、やはり大きな発展にはコンテンツの多角化が必要となるでしょう。今は新たなゲーム体験としての主張が激しいVRですが、それだけだと一部の物好きだけが購入するデバイスにとどまりかねないと思っております。それにモニター越しでも面白いゲームなんて山ほどありますし。やはり一般層に普及させるためにはゲーム以外のジャンルでVRを活用させる必要があるのかなと(映画、音楽、ショッピング、仕事etc..)。まだまだ発展途上感はありますが、これから伸びてほしい界隈でもあります。頑張れVR。
by Nobuya Sato

 

とにかく出来が良い

アトリエシリーズ最新作『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』を遊んでいます。発表時に話題となっていたライザのふとももも含め、目に見える部分だけでも「不思議」シリーズや『ルルアのアトリエ』から多くの進化を遂げている本作。システムも一新されていますが、プレイフィールはアトリエそのもので、全体の解像度が引き上げられているような印象です。特に好感触なのは錬金術のシステム。レシピの発想は、戦闘や使用回数などによるアチーブメントに設定されがちでしたが、既存の爆弾により強力な材料を投入することで、新しい爆弾が発想できるようなレシピも一部で搭載されていて、安心してアトリエに引きこもれます。

解像度が上がっているのは、シナリオや世界観についても同様です。本作では軽率に空間を捻じ曲げ、時空を改変していたシリーズ作品と同シリーズとは思えないストーリーが展開されます。ドラえもんもびっくりな錬金術の数々や、賢者の石をパイで包んだりなど、ある意味錬金術士らしいコミカルな活躍が見られないのは少し残念ですが、それはそれ。少年少女らしい苦悩や衝突。錬金術と辺境の村。島に隠された謎。キャラクターを掘り下げつつ、シリアスに世界が描かれており、かなり楽しませてもらっています。ところで、3Dモデルが異様に可愛いロミィの立ち絵とか、アンペルとリラの回想とか、アップデートで追加されたりしませんかね。
by Keiichi Yokoyama

AUTOMATON JP
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