架空のソビエト連邦を舞台にしたカルトホラーFPS『You are EMPTY』のリメイク版が開発中、当時の原案者が手掛ける

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2006年にロシアのパブリッシャー1C Companyから発売されたホラーFPS『You are EMPTY』をご存知だろうか。同作のビジュアルやゲームプレイを強化したリミックス版こと『Remind of EMPTY』が現在開発中だ。開発を担当しているのはオリジナル版を考案したアートディレクターDenis Volcenko氏で、現在数点のスクリーンショットが公開されている。

※2006年にリリースされた『You are Empty』のトレイラーです。

約10年前発売のカルトホラーFPSが蘇る

2006年にロシアでリリース、2007年には北米でも販売された『You are EMPTY』は、現在の一人称視点ホラーゲームブームよりも以前に発売されカルト的な人気を国内外で得たホラーFPSである。ゲームの舞台となるのは1955年、ヨシフ・スターリンが存命している架空のソビエト連邦。ソ連は共産主義の勝利を確実なものとするため、大量の電波塔を連邦内に建設し、人民たちを超人へと変身させる特殊な電波を放とうとした。しかしこの試みは失敗し、電波を浴びた国民たちは互いを殺しあい、さらに残った者たちも恐怖の突然変異体へと姿を変えてしまう。プレイヤーは病院で目覚めたソ連の中級高官となり、この恐ろしい事態の真相を解き明かさなければならない。

レビュー集積サイトMetacriticでの評価を見てもわかるが、メディアからの本作への評価はかなり低い。内製のDS2 Engineによるグラフィックはイマイチで、また当時はNvidiaドライバ関連の問題で各種エフェクトが発生しないという致命的な問題を抱えていた。ゲームプレイ自体も単調で、演出はほぼ存在せずゲームは淡々と進んでいく。当時発売された『The Elder Scrolls IV: Oblivion』や『Just Cause』、『Dead Rising』といった作品と並べても、かなり荒いB級枠のゲームタイトルであることは間違いないだろう。

一方で寂れたソ連の雰囲気やモンスターの独特な造形、時おり挟まれるカットシーンなどは一部ゲーマーたちから評価を浴びた。『You are EMPTY』の開発は2003年から2007年にわたり続けられており、開発者の奇妙な情熱がこもった作品だった。現代でも通用する作品かと聞かれれば怪しいが、当時のごくごく一部のゲーマーたちを喜ばせた一級品のカルトホラーであることは間違いない。

Volcenko氏によれば、『Remind of EMPTY』はゲームプレイの調整やビジュアルの強化などがほどこされる予定だという。現在はSteam Greenlightにも登録されており、2016会計年度Q4にリリース予定とされている。まだ3D環境を描いたスクリーンショットしか披露されていないようだが、当時『You are EMPTY』に熱中したプレイヤーであれば今後の続報に期待したい。

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