『CoD: IW』で「戦術核」復活。「CoD」シリーズの最大のロマン、キルストリークによる大量破壊兵器の系譜

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【UPDATE 2016/10/17 14:00】日本時間15日2:00よりスタートしたオープンベータテストにおいて、早くも戦術核(Tactical Nuke)が発動される動画が公開され、話題を呼んでいる。

Nukeのアタッチメントがついたレジェンダリー武器で25キルを達成した時点でアナウンスが流れ、カウントダウンがスタート。カウントダウン終了後に敵味方全員に1デスがつき、マッチ自体がその時点で強制終了した。『Call of Duty: Modern Warfare2』の戦術核がそのままの仕様で戻ってきたことが確認できる。

動画を公開したのはドイツ人プレイヤーであるYouTubeユーザー「JMOSER97」。ライブストリーミングで連日Nukeチャレンジを放送しており、17日朝時点ですでに4回成功しているという。そんな彼の使用リグ、武器、アタッチメント、PEAKも見ていこう。コンバットリグは「マーク」。これは最大装弾数でも移動速度が遅くならないというメリットを考慮してのチョイスだろう。

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使用プライマリウェポンは「FHR-40-havoc」。ウルヴァリンチームレベル22で入手できるサブマシンガンで入手は比較的容易な上、狭いマップの多い今回のベータテストではサブマシンガンはベストチョイスといってよい。アタッチメントはサイトなし、フォアグリップ(安定性向上)、クイックドロー(エイム速度上昇)、拡張マガジン(装弾数増加)、サプレッサー(発砲しても相手のミニマップに表示されない)というもので、セカンダリ武器は使用していない。

PEAKは「リーコン(ミニマップ範囲向上)」と「ゴースト(敵UAV等のレーダーからの探知を防ぐ)」のみ。NUKEの発動条件である“同一武器での25キル”を考えれば「スカベンジャー(倒した敵から弾薬を拾う)」をつけたい所だが、スカベンジャーPEAK自体がベータテストでは使用不可となっているため使われていない。

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使用してみると分かるが、かなり実用性の高い構成になっているため、戦術核発動を狙ってやろうと目論む方はもちろん、成績を上げたい人の通常プレイでも使用してみることをお勧めする。

期間延長、ゲームモード、マップ追加(現状では海外のみ)などサプライズの多い今回の『Call of Duty:Infinite Warfare』のベータテストのいて、NUKE発動を狙うチャレンジはメジャーな楽しみ方の一つとなりつつある。腕に覚えのあるシューターは是非挑戦して欲しい。

 


「キルストリーク(スコアストリーク)」、それはいわゆる連続キルボーナスのことを指す。『Call of Duty』シリーズではおなじみのこのシステムは、キル数(あるいはスコア)によって自陣営を有利にみちびく効果をもたらすもので、「UAV」(一定時間敵の位置をミニマップに表示させる)などがメジャーどころとしては認知されているだろう。死なずに連続キルを達成すればするほど強力な効果を持つものが使えるこのシステムでは、上位のストリークを出すことがFPS上級者の一つのステータスであり、同時に初級者の目標でもある。

来月発売予定の『Call of Duty: Infinite Warfare』(以下、CoD: IW)では、発動するまで死なずに25キルを達成することが必要という、非常に高難度かつセッションに多大な影響を与える効果を持っていたロマン溢れるキルストリーク「Tactical Nuke(戦術核)」(以下、Nuke)が、同シリーズ『Call of duty: Modern Warfare2』以来の復活を遂げることが判明している。

これは9月2日から4日にロサンゼルスで開催されたイベント「Call of duty XP」で、『CoD: IW』を体験したYouTuberのIncredibleOrb氏による報告を初出として、その後当ゲームのマルチプレイヤーデレクションを担当しているJordan Hirsch氏が海外メディアPSLSを通じて明らかにしたもの。Hircsh氏によると『CoD: IW』では新しいシステムとして武器クラフトを取り入れており、武器ランクでの最上級である「Epic」の武器Perkとして登場する予定だとのこと。同氏はまた、その発動条件として「Perkがついた武器による連続25キル」を示唆しており、もしそれを額面どおりに受け取るなら、今までのシリーズ史上もっとも難易度の高いキルストリークとなりそうだ。

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「CoD」シリーズにおける大量破壊兵器の歴史

設定や時代背景の違いもあり『CoD: IW』における「Nuke」の効果についてははっきりしていないが、『CoD: MW2』での「Nuke」の効果は戦術核の名に違わぬすさまじいものだった。また『CoD: MW2』以降、別シリーズとして展開されている『Black Ops』過去3作品以外の「CoD」には全て高度なキルストリークとしての大量破壊兵器が実装されており、それらもあわせて復習し、新作の発売に備えたい。

強制ゲーム終了?「Nuke」の力

ゲーマーの強烈な支持と爆発的人気を得た『Call of Duty: Modern Warfare』(以下、CoD: MW)でのキルストリークが一律「UAV」「爆撃」「戦闘ヘリ」の3つのみだったのに対し、『CoD: MW2』ではキルストリークが選択式になり、またその数も15種類(デスストリーク4種類)へと激増した。そして初の大量破壊兵器となった「Nuke」の効果は「発動と共にカウントダウンが始まり、10カウントで起爆。マップ上の全航空機支援破壊。起動したプレイヤー、敵味方を問わずセッションに参加しているプレイヤー全員死亡。ルールを問わず起動したチームが勝利扱いになる」というほぼ強制終了というものであった。

ややマイルド調整となった「M.O.A.B」

続く『Call of Duty: Modern Ware3』(以下、CoD: MW3)では、キルストリークのポイントはキル数だけではなく、ルールによって陣地の確保や爆弾の設置、解除なども換算されるようになった。なので正確にはポイントストリークという呼び名が正しい。それでもなお、大量破壊兵器の発動は基本キル数(一部例外有)のみ換算で25ポイントという高い壁。そしてその先にあるのが「M.O.A.B(大規模爆風爆弾兵器)」である。効果は「10秒のカウントダウン後、マップ上にある敵設置物、航空支援を全て破壊、敵全員を1キルした後、1分間EMP(電磁パルス)を発生させ敵の電子機器を全て無効化する」というもので、前作に比べて試合そのものへの干渉レベルは低いが、それでも相当のインパクトがあった。勘違いされがちだが「M.O.A.B」は実在する通常兵器であり「核爆弾」とは明確に区別される。

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非実在兵器の登場

時代はそこまで変化していないが、世界観に大きな変化がみられた『Call of Duty: Ghosts』(以下、CoD: Ghosts)では、ついに大量破壊兵器も実在しないものになった。それが「K.E.M odin strike」である。同じく25カウントのキルで発動するこのストリークの効果は「M.O.A.B」と同じく「起動して10秒で敵全員を1キル。味方に1分間のEMP効果を付与する」というもの。実際には存在しない兵器ではあるが、運動エネルギーを利用した小型運動エネルギーミサイル 「CKEM」は米ロッキード・マーチン社で現在開発中であり、さらに「神の杖」と呼ばれる「衛星からウラン・チタンなどからなる金属棒を投下する運動エネルギー爆撃」の開発も噂レベルではあるが存在しており、「非実在」だからといって「非現実的」な兵器ではない。

30キルという新しい地平へ

『Call of Duty: Advanced Warfare』(以下、Cod: AW)は明確に2054年という明確な年代設定があり、より近未来的な兵器が登場した。そこで登場した大量破壊兵器は今までのセオリーを破り必要キル数は30。名称は「DNA Bomb(キャンペーン上での名称はマンティコア)」であったが、その必要キル数に対して効果は「起動してから8秒のカウントダウン後、敵が全滅する」という、かつてないほど地味なものとなった。これまであった発動後のエフェクトや一部マップの変化もなく、もはや一種の約束事のように差し込んできた仕様のようにもみえるものであった。

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そして原点「Nuke」への回帰

興味深いのは『CoD: MW2』『CoD: MW3』『CoD: Ghost』『CoD: AW』に登場してきた大量破壊兵器の効果の類似性に反して、その一つ一つの兵器としてのカテゴライズが全く違うことである。

・「Nuke」核兵器
・「M.O.B.A」通常兵器
・「K.E.M odin strike」運動エネルギー兵器
・「DNA Bomb」生物兵器

明確な言及はないものの、これは『CoD: MW』以降、常に「マンネリ感」との戦いだった製作者サイドによる努力の一端といえるのかも知れない。

とはいえ、「Nuke」の復活。さらに『CoD: MW』リマスター版の同梱など、明らかに「原点回帰」を意識している節がみえる新作『CoD: :IW』。ことにシリーズ最大の功労者かつ最強のライバルであった『CoD: MW』とのオンライン同時接続人数は、発売後嫌でも比較されることは間違いなく、そこに真っ向勝負を挑む完全新作が「原点」と「新しさ」をどう両立させていくのか興味深く見守りたい。

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