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Steamに初作品を出す開発者、「ゲームが起動しない痛恨ミス」をValveが直して審査も通してくれたと感激。落とさず助ける温情審査
あるインディーゲーム開発者が、Steamの審査におけるValveの対応に良い意味で驚かされたとして体験を共有し、注目が集まっている。

Steamにてゲームをリリースするには、あらかじめValveに製品ビルドを提出して審査を受け、承認を得なければならない。あるインディー開発者が、その審査におけるValveの対応に良い意味で驚かされたとして体験を共有し、注目が集まっている。
その開発者は、人狼系マルチプレイゲーム『RED FLAG』を開発中で、先月開催された新作体験版配信イベント「Steam Nextフェス」に出展。今回、その際のエピソードが語られた。

RedditユーザーのVirtual_Passenger121氏のチームにとって、『RED FLAG』がデビュー作とのこと。Steamでの手続きに不慣れだったこともあってか、製品ビルドの審査には通常3〜5営業日かかることを忘れ、Steam Nextフェスの締め切り当日の朝に提出してしまったという。もしその日のうちに承認されなければ、同作はもうSteam Nextフェスには参加できない。
その日は週末で、開発者向けのサポート窓口が開いていなかったため、同氏は必死の思いで一般のSteamサポートにメールを送ったそうだ。すると、緊急審査をするよう担当部署に取り次いだ旨の返信があり、それからわずか数時間後に承認が下りたという。同氏はこうした対応に加え、その審査での出来事にてさらに驚かされたそうだ。

返ってきた審査結果には担当者からのメモが添えられており、製品ビルドが実行できなかったとの指摘があったという。原因は、ゲームの実行に必要なVisual C++再頒布可能ファイルの設定が誤っていたため。Steamでは一般的な再頒布可能ファイルをサポートしており、開発者がそのゲームで必要な再頒布可能ファイルを指定しておくことで、ユーザーのデバイスにインストールされる仕組みとなっている。
審査担当者は、自ら設定を編集し依存関係を整理した上で、製品ビルドを承認したそうだ。製品ビルドが実行できるかどうかの検証は審査項目のひとつ。Virtual_Passenger121氏は、担当者が製品ビルドを却下したり、修正のために差し戻したりせず、自ら修正し、Steam Nextフェスに間に合うように対応してくれたことに驚きと感謝を述べている。
そして同氏は、こうした対応は通常のことなのか異例なのか、Redditにてインディー開発者に問いかけた。すると、同様に修正してもらった経験があるとのコメントが数多く寄せられている。中には、再頒布可能ファイルの設定ミスはよくあるため、担当者も慣れているのではないかといったコメントも見られる。
Steamの審査は製品ビルドのほかに、ストアページ開設にあたってもおこなわれる。多くの準備が求められ、何か不備があると一向にリリースできないため、開発者間で知見が共有されることもしばしばだ。また、特にセンシティブな表現を含む場合には審査を通らないことがあり、その基準が曖昧だとして困惑する意見も時折聞かれる。そんななか今回は、Valveの対応に賞賛の声が上がった。
ちなみにVirtual_Passenger121氏が手がける『RED FLAG』は、PC(Steam)向けに7月14日に早期アクセス配信予定。Steam Nextフェスにて体験版を配信した後には、ウィッシュリスト登録者数が倍増したそうだ。
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