貿易×街づくりシム『ロタの航海貿易記』Steam向けに発表。港町を開拓して海路で交易、スキルを活かした「商談バトル」も

 

株式会社エマクリエイトとインディーデベロッパーのCaro Buildersは5月24日、貿易×街づくりシミュレーションゲーム『ロタの航海貿易記』をPC(Steam)向けに発表した。ゲーム内インターフェイスは日本語表示に対応予定。本作は2024年6月末に発売予定で、スマートフォン版にも移植予定だ。

『ロタの航海貿易記』は、貿易×街づくりシミュレーションゲームだ。本作の舞台となるのはさまざまな国から物資を輸入加工し、輸出することで富を築いた「森林の国」。森林の国の王女ロタは隣国である「氷雪の国」を治める王によって重い関税をかけられ、陸路での輸出が不可能となる。プレイヤーは王女ロタとして自国の窮地を救うため、港町「ポルタマレー」を拡充し、あらたな海路による貿易を始めることとなる。


『ロタの航海貿易記』において、プレイヤーは貿易で生計を立てていくこととなる。ポルタマレーの住民は農家・商人・船乗りの三種類。住民たちはそれぞれ固有のスキルをもち、ポルタマレーの発展に貢献していくこととなる。プレイヤーは住民たちを駆使しながら、他国との貿易商談バトルを展開。輸入品を安く買い、輸出品を高く売りつけることで利益を得る事を目標とする。

商談バトルにおいては王女ロタ以外に、雇用した商人を他国へと送ることも可能。住民たちのスキルを駆使することで、商談バトルを有利に進めることもできるだろう。なお貿易に使用される船は多数存在するようで、大きいほど輸出品も多く詰めるようだ。ポルタマレーの発展に合わせて、より大掛かりな貿易を試みることもできるのだろう。


『ロタの航海貿易記』においては、街づくりも重要な要素となっている。プレイヤーは貿易によって得た利益をもとに、ポルタマレーの街を発展させていくこととなる。なお発展した街には観光客が訪れることもあるようで、観光客がもたらす恩恵などもあるだろう。街の発展度はゲーム内時間で年に一度評価されるようで、プレイヤーが次の年にどういった行動を取るべきかの指標となることだろう。

本作を手がけるCaro Buildersは過去に『ヘレの海底都市計画 ~箱庭に空気を植えるSLG~』や『エマの武器屋さん』などのゲームタイトルを送り出してきたインディーゲームスタジオだ。本作はそういった経営・街づくりシミュレーションゲームに定評のあるスタジオが手がける新作タイトルとなっている。『ロタの航海貿易記』においても、可愛らしいドット絵で描かれたキャラクターたちによる、都市開発を楽しむことができるだろう。


『ロタの航海貿易記』はPC(Steam)向けに2024年6月末に配信予定で、スマートフォン向けにも移植予定だ。貿易と都市づくりで港町を発展させてみたい人は、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。