サイバーパンク・ニンジャアクション『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』発表、今夏発売へ。「ヒサツ・ワザ」を駆使してクローンヤクザと邪悪ニンジャに復讐のカラテを振るう

KADOKAWA Game Linkageは4月2日、『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年夏に発売予定。

KADOKAWA Game Linkageは4月2日、『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年夏に発売予定。

『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』は、サイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」を題材とした横スクロールアクションゲームだ。舞台は近未来の日本、ネオサイタマ。妻子を半神的存在・ニンジャに殺された主人公フジキド・ケンジは、謎のニンジャソウルに憑依され“ニンジャを殺すニンジャ”、「ニンジャスレイヤー」となる。そして邪悪なニンジャたちに復讐を挑む。

本作のゲームプレイにおいてメインとなるアクションは「ニンジャダッシュ」と「ヒサツ・ワザ」だ。トレイラーでは敵をダッシュで切り抜けるニンジャスレイヤーの足元に、赤いゲージが出ているのが確認できる。おそらくゲージを使用することで、ダッシュアクションをするものと思われる。ヒサツ・ワザとしては、「ツヨイスリケン」「タツマキケン」といった奥義が使用できる様子だ。ほかにも弾数制のスリケン(手裏剣)や、カトンやマキモノなどのゲージもあるようだが、これらも特殊なアクションに使用されそうだ。また、原作おなじみの「ブリッジ回避」といったアクションも存在するとのこと。数々のアクションを駆使した、ハイスピードなバトルが展開されそうだ。


「ニンジャスレイヤー」はアメリカ人作家、Bradley Bond氏とPhilip N. Morzez氏によって90年代半ばに誕生した小説だ。サイバーパンクの世界観を基調としながらも、独特の言い回しを用いた破天荒な描写でカルト的な人気を誇っている。2010年ごろには「ほんやくチーム」こと本兌有氏および杉ライカ氏らによる公式の日本語翻訳版が、Twitterで投稿をされ人気を獲得。書籍化やアニメ化、漫画化などのメディアミックスがなされている。

本作は「ニンジャスレイヤー」漫画版(田畑由秋氏/余湖裕輝氏によるコミカライズ版と見られる)の1~14巻をベースに展開されるとのこと。原作の序盤は時系列がバラバラだったため、本作においてもボスを倒す順番は自由になるそうだ。また、通称“忍殺語”と呼ばれる語彙は本作においても健在。アクション中に「ザッケンナコラー!」といったヤクザスラングや効果音の描き文字が画面上大きく出るほか、敵ニンジャとの戦いでは「ドーモ」と挨拶が交わされる。「イヤーッ!」と「グワーッ!」の応酬なども期待できるだろうか。


本作を手がけるのは、京都に拠点をもつSkeleton Crew Studio。ゲーム開発のほか、ゲーム技術を応用した展示物の制作などを行っているスタジオだ。『Olija』『BackSlash』といったアクションゲームを過去に開発し、PC向けに展開。いずれもSteamユーザーレビューにて高い評価を得ている。

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上』はPC(Steam)向けに2024年夏発売予定。

Rikuya Melichar
Rikuya Melichar

ゲームだいすき。独特の世界観や没入感があるゲームが好きで、気付いたら流行りのゲームを尻目にずっと遊んでたりします。

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