ディズニー、Epic Gamesへ約2200億円規模の出資。『フォートナイト』と相互運用される新ユニバース創出へ

 

ウォルト・ディズニー・カンパニー(以下、ディズニー)は2月8日、Epic Gamesとの提携を発表。あわせてEpic Gamesの15億ドル規模の株式を取得する方針を明らかにした。


今回の発表ではディズニーとEpic Gamesが提携し、長期的なプロジェクトとしてディズニー作品の物語・体験を広めるような斬新なゲーム・エンターテインメントユニバースを創出していくことが表明された。また同プロジェクトに際してディズニーは15億ドル(約2221億円)のEpic Gamesの株式を取得する方針を伝えている。規制当局の承認を含む、通常の手順に基づき進められていくとのこと。

発表によると、新たに創出されるゲーム・エンターテインメントユニバースでは、Epic Gamesのゲーム『フォートナイト』との相互運用もおこなわれるという。ユニバースにおいてはディズニー/ピクサー/マーベル/スター・ウォーズ/アバターといったIPのキャラクターや物語、コンテンツが提供されていくそうだ。またユーザーが独自の物語や体験を創造したり、好みの方法で共有したり、ディズニーならではの表現が可能な仕組みも用意されるという。そうしたユニバースのコンテンツは、すべてEpic Gamesのゲームエンジン「Unreal Engine」によって実現されるとのことだ。

『フォートナイト』においてはすでにマーベルやスター・ウォーズ作品などとのコラボレーションが複数回にわたっておこなわれてきた。今回発表された両社のより強力な提携により、ディズニーのもつIPが『フォートナイト』だけでなく新たなゲーム・エンターテインメントユニバースとしても提供されるかたちになるようだ。また『フォートナイト』では「UEFN」によるユーザーによるコンテンツ制作も盛ん。そうしたユーザー制作コンテンツの仕組みも、ユニバースに応用されていく様子だ。