ダンジョンサバイバルPvPvE『Dungeonborne』プレイテストが大盛況。Steamにて同時接続プレイヤー数1万6000人を突破

 

デベロッパーのMithril Interactiveは現地時間2月2日、PvPvEダンジョンサバイバル脱出ゲーム『Dungeonborne』のアルファプレイテストをPC(Steam)向けに開始した。2月6日から開催されるイベント「Steam Nextフェス」の一環として、2月12日まで実施予定だ。本作は記事執筆時点でSteamにおける最多同時接続プレイヤー数が1万6000人を突破。プレイテストの段階でありながら、盛り上がりを見せている。

『Dungeonborne』は、暗闇に包まれたダンジョンを舞台にした、一人称視点PvPvEダンジョンサバイバルゲーム。プレイヤーはソロもしくは最大3人のパーティでダンジョンに挑む。ダンジョンから宝を回収し、帰還するのが目的だ。


ダンジョンにはほかのプレイヤーと敵モンスターが存在する。ほかのプレイヤーとは宝や装備品を奪い合うことになる。敵モンスターを倒すためにその場で共闘することも、出し抜くこともできるだろう。さらに時間経過で安全エリアが狭まっていく。全滅した場合はアイテムをすべてロストしてしまうため、プレッシャーとの戦いになるだろう。全体的に、別開発元が手がけた『Dark and Darker』や、そのフォロワー作品を彷彿とさせるシステムとなっている。


本作はクラス制を採用。ファイター・プリースト・ローグ・ソードマスター・パイロマンサー・クライオマンサー・デスナイトという7つのクラスが用意されており、それぞれ使用できるスキルが異なる。パーティを組む場合はこれらの組み合わせで戦略を考えることになるだろう。

戦闘では武器や魔法だけではなく、地形や影、ダンジョンの罠を利用できるほか、魔法薬なる要素も存在する。たとえばミミックポーションと呼ばれる魔法薬で宝箱に変身し敵を待ち伏せたり、大地のフラスコと呼ばれる魔法薬でバリケードを築いたりできるようだ。そうしてダンジョンをくぐり抜け、持ち帰った宝や装備品でパーティを強化し、ふたたびダンジョンへの挑戦を繰り返していく。本作にはトレード機能が存在し、オークションでほかのプレイヤーから装備品を購入することもできる。ほかにはアリーナ機能で、アイテムロストのリスクを負うことなく対戦することもできる。レアアイテムを存分に使える嬉しいシステムではないだろうか。ほかの新機能も開発中だという。


本作は2月2日のアルファプレイテスト開幕直後に、ピーク時のSteam同時接続プレイヤー数7000人を突破。週末にかけて最大1万6000人を記録している(SteamDB)。この盛況に関しては、別開発元が過去に手がけた類似ゲームである『Dark and Darker』の代わりが求められていたのも一因かもしれない。『Dark and Darker』は大きな人気を博すも、ストアページ閉鎖されるなど紆余曲折あり、一時先行きが不透明な状況となっていた(関連記事)。そして『Dungeonborne』はそのフォロワー作品として、発表当時から同ジャンルファンの注目を受けていた(当時は『Project Crawl』として発表)。そのため、プレイテスト開幕直後に急激にSteam同時接続プレイヤー数が増え、週末にかけて右肩上がりに増加し、日曜にはピークを迎えたかたちだろう。

なおアルファプレイテストでは、ゲーム内でさまざまなイベントが行われている。参加者はテストユーザー限定スキンを手に入れたり、公式サイトからキャンペーンに参加しチームを組むことでアイテムを手に入れたりすることができる。テストスキンは正式リリース後も使用できるという。また、「生放送チャレンジ」イベントも同時に開催されている。イベントのWebページでTwitchアカウントを紐付け、『Dungeonborne』ゲーム内での目標をクリアし、スコアを競い合う内容となっている。

『Dungeonborne』はPC(Steam)向けに配信予定。公式Discordサーバー上での告知によれば、テストは現地時間2月12日に終了予定だ。