Steamが「ゲームをみんなから隠す機能」をテスト中とのユーザー報告。あんなゲームやこんなゲームをプライベート設定に

 

Steamを運営するValveが、Steamにおけるゲームを「みんなから表示されないようにする」設定を準備しているとの報告があがっている。非公式SteamデータベースサイトSteamDBの開発者が伝えた。


Steamでは、プレイヤーが所有しているゲームやプレイ進捗について、さまざまなかたちでパブリックやフレンドに共有される。たとえばプロフィール欄における実績解除やプレイ時間などのデータや、フレンドに向けてのプレイ状況通知などがある。こうした設定はある程度公開可否や範囲をユーザー側で調整できるものの、基本的には全タイトル一括の設定。もし「このゲームだけ他人に見られたくない」といったSteamタイトルがあったとしても、ピンポイントで隠すことは難しかった。

しかし、そうした悩みを解決する機能に実装の兆しが見られるのだという。非公式SteamデータベースサイトSteamDBを手がけるPavel Djundik氏は、自身のX(旧Twitter)上で1枚のスクリーンショットをポスト。そこには、現行のSteamにはない「Mark as Private」との設定項目が見られる。Pavel氏によればこの機能はフレンドなどからゲーム表示を隠す機能であるとのこと。

こうした機能の活用例は、やはりユーザーが個人的感情から見られたくないライブラリ作品を伏せることだろう。たとえば「あまりにも長時間遊びすぎたゲーム」「アダルトゲーム」などがプライベート化されそうだ。なお、Pavel氏は先日には、子供からの購入リクエスト機能などを含む、ペアレンタル・コントロール機能の刷新やファミリーグループ機能の追加もテストされているとポスト。今回新たに購入カートの刷新もテストされているとしている。

以上はあくまでも公式発表ではなくPavel氏の得た情報の範囲ではあるものの、同氏の過去の報告を鑑みれば、Valve側で少なくともテストが実施されている可能性は濃厚と考えてよいだろう。プライベート機能がもしも実装されたら、ユーザーたちはなにを隠すだろうか。Steamにおけるさまざまな機能拡充に期待したい。