無料謎解きプラットフォーム「Puzzmo」テスト公開中。多彩なパズルをみんなで遊べる交流サイト

 

個人開発者のZach Gage氏とエンジニアのOrta Therox氏は10月19日、パズルプラットフォーム「Puzzmo」を公開した。ブラウザ上で無料プレイ可能だ。なお現在ベータ版で提供されており、Puzzmoに入るためには日替わりパズルを解き、1000点以上のスコアを先着500人以内で獲得する必要がある。


Puzzmoはブラウザ向けの無料パズルプラットフォームだ。開発に携わるZach Gage氏は、これまで『SpellTower』や『Really Bad Chess』など人気パズルゲームをiOS/Android向けにリリースしてきた人物。Puzzmoではそんな同氏の過去作品や、新作パズルゲームなど計6種を遊ぶことができる。同氏の過去作『Good Sudoku』なども含めて、今後さらにパズルゲームを追加していく予定とのこと。

なお現在Puzzmoは少数のユーザー限定でベータ版を提供しており、Puzzmoに入るためには日替わりパズルを解く必要がある。このパズルで1000点以上のスコアを獲得すると、ベータ版をプレイするためのキーが贈られる。なお、キーを得られるのは毎日先着500名限定となっている。公式サイトでメールアドレスを登録しておくと、日替わりパズルの公開を前もって知らせてくれるとのこと。

一例として紹介すると、本稿執筆時点の日替わりパズルでは『SpellTower』をプレイすることができる。同作はアルファベットの文字ブロックを組み合わせて単語を作り、ブロックを消していくゲームだ。ブロックが隣接している限り、縦・横・斜めの好きな順番で文字を繋げることが可能。単語が完成すると使用した文字ブロックが消え、スコアを獲得する仕組みだ。5文字以上の単語を作る、または色のついたブロックを使用すると周囲のブロックも同時に消え得点がアップする。また☆マークのブロックを使うと得点が2倍になる。なお本稿執筆時点では先着500名の受付が終了している。Puzzmoベータ版への入場には明日の日替わりパズルに挑戦する必要があるものの『SpellTower』を遊ぶことは可能なので、ハイスコアを狙ってみるのもいいだろう。


海外メディアDigital Trendsによると、Puzzmoでは友達と一緒にパズルを解くことができるという。ブラウザのリンクを生成することで、異なる端末で同じ画面を共有しながらプレイ可能なようだ。ほかにもスコアランキング機能や、プレイ中に友達と会話できるチャット機も搭載されているとのこと。

Puzzmoは個人開発者のZach氏および、小規模な開発チームによって手がけられている。同氏は約2年間このプロジェクトに取り組んできたとのこと。またDigital Trends に寄せられたZachのコメントによると、Puzzmoのキーコンセプトは「Culture(文化)」だという。パズルゲームがユーザー同士のコミュニティ空間となるようにと着想したことが、Puzzmoのきっかけとなったようだ。このため、マルチ要素のある人気ゲームからアイデアを取り入れてPuzzmoに活用したとのこと。そのようにして上述したソーシャル要素の強い各機能がPuzzmoに搭載されていったようだ。

またパズルゲームというのは、クロスワードパズルのように基本的に一人で淡々と解く遊び方が想定されるだろう。一方で近年ではSNSの発達により多様化も見せており、単語推理ゲーム『Wordle』などは解答の共有などユーザー間での交流も発生している。

Puzzmoではさらに一歩踏み込んで、友人や不特定多数のユーザーと交流しながらパズルを楽しむこともできる仕組みが導入されるかたち。パズルゲーム好きたちのコミュニティ空間として、今後どのように成長・発展していくかも注目されそうだ。

Puzzmo」はベータ版としてブラウザ向けに無料公開中だ。なおベータ版をプレイするためには、日替わりパズルを解いて先着500名限定のキーを得る必要がある。