空港の“地上支援業務”シム『AirportSim』10月20日配信へ。航空機誘導や貨物積み下ろしなどリアル業務体験、たまには気ままに大暴走

 

パブリッシャーのIceberg Interactiveは9月14日、MS Gamesが手がける空港地上支援業務シミュレーションゲーム『AirportSim』を10月19日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。日本では時差の関係で10月20日配信となるようだ。

『AirportSim』は、グランドハンドリング業務、すなわち空港の駐機場でのさまざまな業務に就く従業員になれるシミュレーションゲームだ。アトランティック航空やウィズエアーなどの航空会社、航空機メーカーのエアバス、ハンドリングサービスを提供するWELCOME Airport Servicesなどの実在の航空関連企業、さらに実在の空港と提携し、リアルな環境での業務を体験できるという。

その空港には、現時点でワルシャワ・ショパン空港、ヴォーアル空港、ケプラヴィーク国際空港、キーウェスト国際空港の収録が決定済み。ゲーム内では、舞台となる駐機場周辺の環境を中心に忠実に再現されているとのこと。

本作にてプレイヤーが体験できる仕事内容としては、航空機の誘導や給油、電力供給、搭乗ブリッジの操作、貨物の搭降載、ケータリングの搭載など多岐にわたる。それぞれの仕事で使用する専用車両も実在メーカーのものが用意され、その機能も細かく再現。開発においては、グランドハンドリング業務に携わるスタッフに取材をおこなったそうで、実際の作業に近いかたちで仕事を体験できるようだ。もっとも、どのようにプレイするかはプレイヤーの自由。トレイラーでは、フォロミーカーで滑走路などを爆走して楽しむ様子もみられる。


また、本作では気象の変化も表現される。気象条件は、グランドハンドリング業務に影響を及ぼす大きな要素のひとつなのだそうだ。ゲーム内では、空港の天気情報を発信しているシステムMETARと連携し、各空港の現地の天候がリアルタイムに反映される。任意の天気に設定してプレイすることも可能だ。

収録ゲームモードは、特定の飛行計画と気象条件のもと指定の業務をこなしていくシナリオモード、あらゆるシチュエーションに対応してスコアを稼ぐチャレンジモード、オンライン協力プレイモード、そして目標なしに自由に楽しめるフリープレイモードが用意される。

『AirportSim』は、PC(Steam)向けに10月20日に国内配信予定だ。本作はSteamワークショップに対応するとのことなので、発売後にはユーザー作成コンテンツもさまざま登場するかもしれない。また、Steamでは現在体験版が配信中だ。