エムツー、ライトウェイト保有の「PCエンジン用のすべてのゲームソフトに関する権利」の移譲を受ける。NECアベニュー発売タイトルの権利

 

有限会社エムツーは7月21日、株式会社ライトウェイトが保有するPCエンジン用のすべてのゲームソフトに関する権利について、今年3月31日にエムツーに移譲していたことを発表した。

エムツーは、千葉県に所在するゲーム開発会社だ。「SEGA AGES」シリーズなど各社のクラシックゲームの移植開発を数多く担当していることで知られ、また「エムツーショットトリガーズ」として自社でも展開。ゲーム以外では、キャラクターアニメーションツール「E-mote(エモート)」を開発・提供している。

一方のライトウェイトは東京都に所在し、コンピュータソフトウェアの企画・制作・販売などを手がけている企業。かつては『ブシドーブレード』や『斬 歌舞伎』などの開発を担当し、家庭用機向けゲームを数多く制作。また、モバイル向けには『BAKU+NEKO』を配信している。

エムツーはPCエンジン mini収録タイトルの移植開発も担当


今回、ライトウェイトが保有するすべてのPCエンジン向けタイトルの権利について、エムツーに移譲されたことが明らかにされた。ライトウェイトは、2010年に株式会社インターチャネルからゲーム事業を譲渡されており、インターチャネルはその前身であるNECアベニュー株式会社が発売したPCエンジン向けタイトルの権利を保有していた。発表では、そのNECアベニュー発売タイトルの権利が対象であることが記されている。

権利移譲された具体的なタイトルについては、発表では触れられていない。NECアベニューのPCエンジン向けタイトルというと、セガやカプコン、タイトー、東亜プランなどからライセンスを受けて移植版を発売していたほか、『バステッド』や『ダウンロード』『姐(あねさん)』などを手がけている。今後エムツーの手によって、往年のPCエンジン向けタイトルが現代に蘇ることが期待される。


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