クトゥルフ漁業探検RPG『DREDGE』好調スタート。漁業でせっせと日銭を稼ぎ、不気味な海で“深淵”に挑む

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パブリッシャーのTeam17は3月30日、『DREDGE』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、日本語表示にも対応している。Steamユーザーレビューではさっそく「非常に好評」ステータスを獲得。Steamでは同時接続プレイヤー数も好調で、順調な船出を迎えている。

『DREDGE』は漁業アドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、人里離れた地にあるマローズ諸島。プレイヤーは漁船を操作して、不気味な近海で漁をおこなう。釣った魚を地元民に売ったりクエストを遂行したりしながら日銭を稼ぎ、船をアップグレードしていくのだ。付近の海をさらに探索し、海底に眠るという不吉な謎を解き明かそう。

本作の海では夜になると霧が立ち込める。霧や“ほかの何か”に遭遇すると、主人公のパニック値が上昇。狂気に陥らぬよう気をつけねばならない。なお魚を釣る際には、タイミングよくボタンを押すことで釣り上げる時間を短縮可能。そうしたシステムを活用して漁が夜まで長引かないようにすることも肝要だ。

本作には探索要素もあり、失われた遺物を収集することで謎めいた物語が進行していく。なお釣り竿や漁具、魚など船倉に積めるアイテムには限りがある。船倉のスペースを無駄なく使うためには、パズルのように積み荷を整頓する必要があるだろう。船が岩や何らかの障害物にぶつかると船倉が傷つきスペースも削られるため、注意しよう。



本作を手がけるのはニュージーランドに拠点を置くBlack Salt Games。3人の開発者と1人のスタジオマネージャーからなる小規模スタジオだ。本作『DREDGE』は同スタジオにとって初の作品となる。

本作はSteamユーザーレビューでさっそく277件のレビューを集め、うち97%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。また本作の最大Steam同時接続プレイヤー数は、発売後まもない本稿執筆時点で7603人を記録している(SteamDB)。また本作はNintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けにも発売中であり、Steamでのプレイヤー数は一部にすぎない。小規模スタジオによる新規タイトルとしては、かなり好調なスタートを切ったといえるだろう。

ユーザーレビューでは、不気味な海を舞台に漁業をおこなう特徴的なゲームプレイや、アートスタイルなどが評価を受けている。またクエストや探索などを通して紐解かれていくストーリーも好評。夜の漁をするなと口々に警告する島民たち、不吉な遺物の収集、遺物を島に持ち帰ると恐ろしい事態が到来すると示唆する老婆……本作はいわゆる「クトゥルフ神話」をモチーフにしていることが示唆されており、過去には公式にコズミックホラーと称していたことも。作品を通して醸し出される恐怖感も本作の持ち味だろう。


なお開発元からは、現在船体アップグレード時に装備品が消失する不具合が発生中であると報告されている。船体アップグレード時にインベントリやストレージが満杯になっていると、この不具合が発生しやすいという。船体アップグレード前にインベントリの不要なアイテムを売却したり、アイテムをストレージに移動したりしてストレージに余裕をもたせることで、不具合を回避できるそうだ。なお不具合が発生した状態でセーブするとゲームが進行不能になる恐れもあるという。この不具合に対しては、できるだけ早くすべてのプラットフォーム向けにパッチを配信予定とのことだ。

『DREDGE』はPC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。日本語表示にも対応している。

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