デベロッパーのTable 9 Studioは3月26日、『Tales & Tactics』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Tales & Tactics』はシングルプレイ用のローグライク要素のあるオートバトラーゲームになるという。「オートバトラー」とは、戦闘を自動でおこなうゲームジャンルだ。戦闘開始前、プレイヤーは自陣にユニットを配置。戦闘中は、配置したユニットが自動で行動する仕組みだ。そのため、ユニットの配置や組み合わせが勝利のカギを握る。
本作では、スケルトン、デーモン、ドラゴンの赤ちゃんなどファンタジーモチーフのユニットが数多く登場。それぞれがユニークな特性やarchetypeを備えているという。3つのユニットを組み合わせてより強力なユニットに生まれ変わらせるシステムもあるそうだ。なお本作でプレイヤーはGrand Tournamentという大会に挑戦することになる。相手となるTournament Championたちはプレイヤーの戦略を記憶するそうで、対戦を重ねるとこちらへの対応策を講じてくるという。
なお本作はローグライクゲームと謳われており、敗北のたびに新要素がアンロック。直接的にプレイヤーをパワーアップさせることはなく、新たな選択肢やメカニズムをもたらす要素が用意されているとのこと。挑戦を重ねるほどに、次の挑戦での戦略性が深まっていくようだ。
本作を手がけるのはTable 9 Studio。『Slay the Spire』向けのファンメイドMod「Downfall」を手がけたチームだ。同ModはSteamユーザーレビューにて本稿執筆時点で約2450件のレビューを集め、うち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。同Modでは独自のクラスHermitのほか、本編のボスモンスターたちを使用して挑むDownfallモードなど多彩な要素が用意。大ボリュームかつ本編との戦略性の違いを楽しめる点などが評価されている。
『Tales & Tactics』は、『Slay the Spire』向け高評価ファンメイドModの制作チームが贈るオリジナルタイトルとなるわけだ。シングルプレイ用ゲームとのことで、ゲームプレイにおける時間制限はなく、シンプルで親しみやすい設計になっているとのこと。誰もがプレイを学びながら楽しめる作品として開発されているそうだ。
『Tales & Tactics』はPC(Steam)向けに発売予定。