デッキ構築ローグライク『Slay the Spire 2』発表、2025年早期アクセス配信へ。新ゲームエンジンで一から作り直した大人気ゲーム続編

 

Mega Critは4月11日、『Slay the Spire 2』を発表した。PC(Steam)向けに2025年に早期アクセス配信開始予定。


『Slay the Spire 2』は、デッキ構築ローグライクカードゲーム『Slay the Spire』の続編だ。『Slay the Spire』は2017年にSteamにて早期アクセス配信開始、2019年に正式リリースされた作品。のちにPS4/Xbox One/Nintendo SwitchおよびiOS向けにも展開されている。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で13万件以上が寄せられ、うち97%とする「圧倒的に好評」ステータスを記録。高い人気と評価を獲得し、多くの後発作品にも影響を与えたゲームだ。

本作にてプレイヤーはアイアンクラッドやサイレントなどからクラスを選択し、舞台となる不思議な塔の攻略を目指す。クラスごとに性能や入手できるカードが大きく異なり、とれる戦法が大幅に変化。塔内の分岐した道筋を選び取りながら進み、戦闘や商人、イベントを経てカードを入手・強化し、思い思いのデッキを構築していくのだ。挑戦ごとに状況が大きく変わるランダム性の強い仕組みや、マップの自動生成といったシステムを備えている点も特徴となっている。

今回、本作の続編『Slay the Spire 2』が発表された。それぞれ独自のカードセットを備えた新たなキャラクターたちが登場。プレイするたびにマップが変化する仕組みを受け継ぎつつ、新たな敵、イベント、宝が待ち受ける塔の攻略に挑むことになるそうだ。また公式説明いわく新たな遊び(New Ways to Play)も登場するといい、詳細は今後明かされる模様。ちなみにトレイラーでは前作のアイアンクラッド、サイレントに加えて大鎌を持つ骸骨のような新クラス「The Necrobinder」の姿も見られる。続報も注目されるところだろう。


また本作は以前告知されていたとおり、前作とは違うゲームエンジンで一から完全に作り直されているという。開発元はもともと『Slay the Spire 2』をUnityで開発していたものの、別のゲームエンジンに移行。2023年10月にはゲームエンジンGodotにて開発したデッキ構築オートバトルゲーム『Dancing Duelists』をリリースしており、『Slay the Spire 2』の開発にもGodotが採用されているのだろう(関連記事1関連記事2)。

『Slay the Spire 2』はPC(Steam)向けに2025年早期アクセス配信開始予定だ。

【UPDATE 2024/4/11 6:48】
ゲームエンジンに関する情報を追記。

【UPDATE2 2024/4/11 8:08】
ゲームエンジンに関する記述を修正。

【UPDATE3 2024/4/11 9:19】
新クラスThe Necrobinderの名称を修正。