『エルデンリング』の膨大な数字の“公式戦闘データ”が公開される。もっともバトられたボスは、もちろんアイツ

 

バンダイナムコエンターテインメントは3月20日、『エルデンリング』の公式データを公開した。戦闘に関する、さまざまな数字が公開されている。

『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPGだ。対応プラットフォームはPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)。本作は広大なオープンワールドを舞台としつつ、『ダークソウル』シリーズなど同スタジオ過去作のゲームプレイを色濃く継承。フロム・ソフトウェアによる近年のアクションRPG作品の、集大成的な作品となっている。2022年2月25日に発売され、瞬く間に記録的大ヒット作品となった。


発売から1年以上が経過した同作の、さまざまな戦闘データが公開されている。まずはボスの挑戦された回数トップ5。トップは、もちろんマレニア。本作におけるもっとも強力であろう人気ボスは、3億2900万回挑まれたようだ。2位はマルギット。序盤最大の壁であるマルギットは2億8100万回挑戦されている。3位はリムグレイブのツリーガード。本作を始めたばかりのプレイヤーを容赦なく刈り取る騎士は2億7700万回挑まれている。4位はラダゴン、5位はラダーンと続く。挑まれた数が多いということは、すなわちそれだけプレイヤーが手こずっている相手だといえる。強力だということだろう。なお、トータルでは59億回ボスに挑まれている。

【UPDATE 2023/3/23 3:00】
ボスへの挑戦回数を修正


次に死因について。1位は敵もしくはNPCに倒されたケース。69%を占め、死因の大部分を占めている。ついで多いのは状態異常で15%。その次は落下死で14%。他プレイヤーに倒されるケースは2%に留まる。というのも、オンライン機能(召喚)においては侵入を選ぶプレイヤーは12%に留まるという。88%が協力を選んでいる。敵対を選ぶプレイヤーそのものが少ないようだ。


トップ5の魔術と祈祷のデータも面白い。もっとも使われた魔術は岩石弾。序盤に手に入り使いやすい魔術のひとつ。魔術としては珍しく物理属性を備えており、オンリーワンの魅力もある。2位は放たれる結晶。結晶を連射する魔術で、なかなか威力がある。似た魔術に彗星アズールがあるが、こちらの方が取り回しが利きやすい。3位は輝石のつぶて。4位は巨剣陣、5位は腐敗ブレス。いわゆる大技が入っていないのは、あくまで使用数ランキングだからだろう。入手しやすく、何度も唱える魔術が上位を占めている。


祈祷については、取得率の高さ(Most aquired)トップ5が明かされている。こちらも人気度に近似した傾向はありそうだ。まずは、黄金樹の恵み。HPを回復する定番の祈祷が納得トップインだ。また、ストーリー上必ず通る場所に目立つかたちで配置されているのも大きいだろう。影響2位は獣の石。出の速さがやはり人気に関係しているのか、トップ2に入っている。3位は祈祷の方の黄金樹に誓ってだ。シンプルに攻撃力強化として強いバフであるがゆえに、人気があるのだろう。4位は狂い火、5位は獣の生命。やはり取り回しが良いスキルが、人気度が高いようだ。


プレイングの幅は広いゲームであるだけに、興味深いデータだろう。これらのデータを見つつ、旅路に思いを馳せてみるのもいいかもしれない。『エルデンリング』は、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに発売中。現在DLCが開発中である。