パブリッシャーのNaconは12月2日、ガーデニングサンドボックスゲーム『Garden Life』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。早期アクセス配信が予定されており、配信時期は2023年春を予定。Steamのストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応する見込み。
『Garden Life』は、自分だけの庭園を作り上げるガーデニングゲーム。本作でプレイヤーは美しい環境のもとで、種まきや栽培、装飾などを通じて理想の庭園を作りだすことができるという。現実に存在する花や低木、果物、野菜などの栽培が可能であり、動画内では美しいしだれ桜や、白いバラが成長する様子を確認できる。また、本作はリアルなガーデニング体験を追求するとしており、植物を成長させるためには、適切な道具や技術を用いる必要があるという。献身的な植物の世話求められ、水やり、肥料、剪定など、それぞれの植物に応じた行動が必要となるそうだ。
植物の栽培のほかにも、ご近所さんから寄せられる園芸の依頼をこなして新しい道具や装飾品、新たな品種の植物を受け取るといった要素もあり。将来的には天候の変化や植物の品種改良といった要素も実装予定。品種改良ではより美しい品種の開発や、植物がもつポテンシャルを最大限に発揮させることができるようだ。
また本作で生み出される植物には『Garden Life』のために開発された、自動生成システム(procedural generation)が活用されているとのこと。さらに、植物の成長を描写するシミュレーション技術が用いられているといい、すべての植物が周囲の環境に応じて唯一無二の姿を見せるとのことだ。
本作を手がけるstillalive studiosはオーストリアを拠点とするゲームスタジオ。同スタジオは過去に『Bus Simulator 18』など、シミュレーションゲームや経営ゲームを多く開発している。ガーデニングというジャンルは同スタジオにとって初の試みとなるものの、『Garden Life』にも過去のシミュレーションゲーム開発の経験は活かされそうだ。
なお本作のプロデューサーを務めるKay Luthor氏は、ガーデニングに精通した人物のようだ。同氏は英国のチェルシーにおけるフローリスト(花屋)の頂点を競うイベントにて、Chelsea Young Florist of the Yearを2016年に受賞したとのこと。同氏は本作を通してガーデニングに対する情熱と経験をプレイヤーに伝え、満足のいくガーデニング体験の機会を与えたいと述べている。熱意あふれるガーデニング好きが手がける本作の完成度に期待が高まる。
『Garden Life』はPC(Steam)向けに開発中。早期アクセス配信が予定されており、配信時期は2023年春を予定している。