リブート『セインツロウ』初の大型アプデ配信開始。200以上のバグ修正を実施し、ゲーム体験を改善


デベロッパーのVolitionは11月17日、オープンワールドアクションゲーム『セインツロウ』向けに初の大型アップデート「ブライトフューチャーアップデート」を配信した。

本作は、オープンワールドアクションゲーム『SAINTS ROW(セインツロウ)』シリーズのリブートとなる作品だ。アメリカ南西部に位置する架空の大都市サント・イレソを舞台に、プレイヤーは犯罪組織セインツのボスとして、街の支配権を争い自らの帝国を築くことを目指す。多彩なミッションが用意され、ルール無用のやりたい放題なアクションや、自由度の高いカスタマイズ要素などが特徴。オンライン2人協力プレイにも対応する。

今回配信されたブライトフューチャーアップデートでは、安定性と協力プレイに関わるものを中心に、200以上のバグ修正が実施。また新機能の追加もおこなわれている。本作においては、バグの多さが指摘され評価を下げる一因となっており、開発元Volitionは、ユーザーからのフィードバックに基づいたゲーム体験の改善を予告(関連記事)。今回それが実施された格好だ。まず、バグ修正以外の主なアップデート内容は以下のとおり。

□戦闘の改善

  • エイムに複数の改良を実施。
  • 敵のショットガンとサブマシンガンの威力を大幅に下げ、戦闘バランスを調整。
  • 武器アルティメット・チャレンジのほとんどを以前よりもシンプルな内容に調整。
  • チャレンジ完了次第武器アルティメットが解除されるように修正。
  • 敵の救援を妨害できる時間を調整。
  • 悪評度の上昇を調整。
  • 難易度がもっとも低い状態での死亡演出の頻度を減少。

□ビークルとガレージの改善

  • ワールドに新たに7か所のガレージを追加(「チョップショップ」冒頭で解除)。
  • ガレージのビークルリストの管理方法を改善。
  • ビークル・カスタマイズのスロットを50以上開放。
  • プレイヤーが使用できるカスタム・ビークルのスロットを増加。
  • ビークル配達オプションを拡張。
  • HQとチョップショップに降車地点を示すアイコンを追加。

□ユーザー体験などの改善

  • キャラクターカスタマイズに「声のピッチ」スライダーを追加。
  • HQの中で武器を装備できるよう変更。
  • 字幕の表示タイミングを調整。
  • 武器のPS5のハプティックトリガーへの対応を追加。
  • カラーのオプションにより純度の高い黒と、グレーの種類を追加。


そしてバグ修正については、量が多いため目立つ内容をお伝えする。協力プレイに関しては、プレイ中にプレイヤーがネットワークから切断される問題や、プレイヤーアイコンがミニマップから消える問題など、多数の問題について修正が実施。特定ミッションにて発生する問題の修正や、特定の状況にてゲームがクラッシュしたりロード画面で止まる問題の修正、UIに関するバグやアイテム誤表記の修正などもおこなわれている。

また、オープンワールドのゲームプレイとシノギについて、 区画のコンプリート率のティア増加や、シノギのクリアに必要なブライトフューチャーディスポーザルの回数の大幅減少などが実施。サント・イレソと内部でのアクティビティの没入感を増し、達成感が得られるようにすることが目的の調整とのこと。この調整は第1弾であり、今後も順次変更していくとされた。

『セインツロウ』は、PC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに販売中。今回のアップデートでは、ここに挙げた以外にも多数の項目の改善・修正が実施されている。詳しくは公式サイトのパッチノートを確認してほしい。